Windows Insider Preview

Windows 11に[リンクされたデバイス]設定ページが新設、所有デバイスを一元管理

間もなく製品版OSにも導入へ

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

「設定」アプリの[アカウント]ページが再編され、新たに[リンクされたデバイス]というページが追加

 「設定」アプリの[アカウント]ページが再編され、新たに[リンクされたデバイス]というページが追加される。この設定ページには、利用中のデバイスと同じ「Microsoft アカウント」でサインインしているデバイスがリストアップされ、その状態を簡単にチェックできる。

 「Microsoft アカウント」に“リンクされたデバイス”には、Windowsデバイスだけでなく、Xboxも含まれる。つまり実質、自分が所有しているMicrosoftデバイスをこのページで把握できるというわけだ。

自分の「Microsoft アカウント」に紐づけられているMicrosoftデバイスを一覧

 [リンクされたデバイス]設定ページでは、Windowsデバイスの場合、PC名、シリアル番号、OSのエディション・バージョン・ビルド番号、システムの種類(x64/ARM64)、プロセッサー、メインメモリ(RAM)の搭載量などが確認可能。「Microsoft アカウント」のデバイスページへのリンク(確認と修復)も設けられており、製品保証の状態や「BitLocker」暗号化の回復キーも手軽にチェックできる。

「Microsoft アカウント」のデバイスページ。「BitLocker」のトラブルで回復キーが必要になった場合、ここへアクセスするとよい。ただし、OSアカウントを「Microsoft アカウント」とリンクさせていなければ、回復キーは自動でバックアップされない点には注意

 タブレットなどのモバイルデバイスであれば、[デバイスの検索]リンクも活用できるだろう。位置情報がアクティブであれば、当該デバイスが最後に確認された位置を地図で確認可能で、万が一デバイスが紛失や盗難にあったときはリモートからデバイスをロックできる。

位置情報がアクティブであれば、当該デバイスが最後に確認された位置を地図で確認できる

 もし売却や廃棄、OSの再インストールなどで、すでに所有していない古いデバイスの情報が残っている場合は、「Microsoft アカウント」のWebサイトでデバイスのリンクを解除しておくとよいだろう。

 この新しい設定ページは、米国時間5月17日にRelease Previewチャネルでリリースされた「Windows 11」Builds 22621.3668/22631.3668で展開中。間もなく製品版OSにも反映されると思われる。