Windows Insider Preview

URLやクラウドファイルの共有に便利、Windows標準の共有パネルにQRコード生成機能

Canaryチャネルの「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテスト開始

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

URLやクラウドファイルを共有するためにQRコードを生成

 「Windows Share」はWindows 11に組み込まれている共有機能で、アプリで閲覧中のコンテンツを他のアプリで加工したり、家族・友人やSNSへ送りたい場合に役立つ。米国時間5月8日にCanaryチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 26212では、この「Windows Share」が強化。URLやクラウドファイルを共有するためにQRコードを生成する機能が追加された。カメラ経由でスマートフォンへリンクを送りたい場合などに便利だ。「Snipping Tool」でキャプチャーすれば、ドキュメントへの埋め込みなどにも使えるだろう。

 たとえば「Microsoft Edge」で閲覧ページのリンクをQRコードにするには、まずツールバーの[共有]ボタンをクリックする。すると「Edge」独自の共有パネルが表示されるので、そこで[Windows の共有オプション]を選択する。これで「Windows Share」の共有パネルにアクセスできる。QRコードの生成は、パネル上部のアイコンから行える。

「Edge」の[共有]ボタンをクリック
[Windows の共有オプション]を選択。「Windows Share」の共有パネルにアクセスできる

 そのほかにも、「Windows Share」パネルを誤って閉じないように、フォーカスを失っても(パネルの外部をクリックしても)表示が継続されるようになった。パネルを閉じたい場合は、右上の[閉じる]ボタンを押せばよい。

 また、OSへサインインしている「Microsoft アカウント」で「Gmail」アドレスをIDとして利用している場合、「Windows Share」パネルでその宛先へメールを送信できるようになった(「Edge」へサインインしている「Microsoft アカウント」ではない点に注意)。メモ代わりにURLを自分の「Gmail」アカウントへ送れて便利だ。