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「Google Chrome」に6件の脆弱性、セキュリティアップデートが公開

Windows環境には修正版のv139.0.7258.127/.128が展開中

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にv139.0.7258.127/.128が展開中

 米Googleは8月12日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。現在、Windows/Mac環境にv139.0.7258.127/.128が、Linux環境にv139.0.7258.127が展開中だ。

 本リリースは、原則毎週実施されているセキュリティアップデート。今回は6件の脆弱性が修正されている。CVE番号が公開されているのは、以下の5件。

  • CVE-2025-8879:Heap buffer overflow in libaom(High)
  • CVE-2025-8880:Race in V8(High)
  • CVE-2025-8901:Out of bounds write in ANGLE(High)
  • CVE-2025-8881:Inappropriate implementation in File Picker(Medium)
  • CVE-2025-8882:Use after free in Aura(Medium)

 深刻度は「High」と評価されており、今のところ悪用の報告はない。そのほかにも、内部監査やファジングで発見された問題も多く修正されているとのこと。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。