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スクリプトエンジン「V8」に境界外書き込みの脆弱性 ~「Google Chrome」に更新

Windows環境には修正版のv139.0.7258.138/.139が展開中

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にv139.0.7258.138/.139が展開中

 米Googleは8月19日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。現在、Windows/Mac環境にv139.0.7258.138/.139が、Linux環境にv139.0.7258.138が展開中だ。

 本リリースは、原則毎週実施されているセキュリティアップデート。今回は以下の1件の脆弱性が修正された。

  • CVE-2025-9132:Out of bounds write in V8(High)

 深刻度は「High」と評価されており、今のところ悪用の報告はない。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。