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「Google Chrome」に深刻度「Critical」の致命的な脆弱性、アップデートを

Windows環境には修正版のv140.0.7339.127/.128が展開中

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にv140.0.7339.127/.128が展開中

 米Googleは9月9日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。現在、Windows環境にはv140.0.7339.127/.128が、Mac環境にはv140.0.7339.132/.133が、Linux環境にはv140.0.7339.127が展開中だ。

 本リリースは、原則毎週実施されているセキュリティアップデート。今回は以下の2件の脆弱性が修正された。

  • CVE-2025-10200:Use after free in Serviceworker(Critical)
  • CVE-2025-10201:Inappropriate implementation in Mojo(High)

 とくにサービスワーカーにおける解放後メモリ利用の欠陥は、深刻度が4段階中最高の「Critical」と評価されており警戒が必要。今のところ悪用の報告はないが、できるだけ早い対応が望ましい。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。