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「Google Chrome」に致命的な脆弱性、Googleの脆弱性調査AI「Big Sleep」が発見

Windows環境には修正版のv139.0.7258.154/.155が展開中

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にv139.0.7258.154/.155が展開中

 米Googleは8月26日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。現在、Windows/Mac環境にv139.0.7258.154/.155が、Linux環境にv139.0.7258.154が展開中だ。

 本リリースは、原則毎週実施されているセキュリティアップデート。今回は以下の1件の脆弱性が修正された。この脆弱性は、Google DeepMindとProject Zeroが共同開発した脆弱性検出のための大規模言語モデル(LLM)「Big Sleep」によって発見されたという。

  • CVE-2025-9478:Use after free in ANGLE

 深刻度の評価は、4段階中最高の「Critical」。今のところ悪用の報告はないが、できるだけ早い対応が望ましい。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。