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品質は上がったのに価格は1/4 ~Microsoft、軽量コーディングモデル「MAI-Code-1.1-Flash」を発表

「GitHub Copilot」ですでに本番稼働

「MAI-Code-1.1-Flash」

 米Microsoftは8月11日(現地時間)、「MAI-Code-1.1-Flash」を発表した。6月の開発者向けイベント「Microsoft Build」でお披露目された「MAI-Code-1-Flash」の後継にあたる軽量なコーディングモデルで、「GitHub Copilot」ではすでに本番稼働しているという。



 「MAI-Code-1.1-Flash」の特徴は、前世代より高品質なコードを生成しながら、 トークンの出力速度を25%高め、タスクの完了に必要なトークンを25%削減 している点にある。性能面では、「GitHub Copilot CLI」の「Terminal-Bench 2.1」で22%改善。とくに.NET関連のタスクで15%の向上を実現している。その上 価格も1/4に 引き下げられた。

 大規模な最先端モデルにはかなわないが、応答速度が速く、同じトークン数でより多くの仕事がこなせるため、メインモデルをサポートする軽量モデルとしては魅力的だ。

「Haiku 4.5」や「GPT 5.4 mini」との比較。品質を上げつつトークン数は削減

 実際の運用でも、生成されたコードがそのまま使われ続ける割合(コード生存率)が4%向上し、ユーザーの再訪数も9%増加したとのこと。ベンチマークだけでは測れない、実利用での評価も改善しているようだ。

 そのほかにも、以下の特徴を備える。

  • エージェント型のコーディング:計画・推論・実行を自律的に進め、アイデアから実装までのワークフローを担う
  • スクリーンショットからプロトタイプへ:スクリーンショットや図、デザインを理解して作業を加速
  • 幅広いプログラミング言語に対応
  • 「GitHub Copilot」向けに最適化:「Visual Studio Code」と「Copilot CLI」へのネイティブ統合を前提にカスタム学習されている

 同社によると、これらの改善は「GitHub Copilot」内に用意した数十万を超える強化学習(RL)環境で、実世界の使われ方に合わせて最適化した成果だという。同社はこの開発サイクルを「投入し、学び、改善し、また繰り返す」ものと表現し、“MAIのヒルクライミングマシン”と呼んでいる。