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「Excel」で貼り付けが“黙って”失敗する不具合、原因は9月の月例更新
一部バージョンで修正が進む
2026年9月21日 15:45
「Microsoft Excel」でクリップボードからの貼り付けが失敗する不具合があるとのこと。米Microsoftが、自社のドキュメントサイトで明らかにした。米国時間(以下同)9月18日の記事更新で一部バージョンで修正済みであることがアナウンスされたが、そうでないバージョンもまだあるため注意が必要だ。
この不具合は、貼り付け操作を実行してもコピー元が選択されたまま、貼り付け先が何も変わらないというもの。しかも、エラーメッセージや警告音といった“失敗した合図”がいっさい出ないため、ユーザーは操作が通っていないことに気づきにくい。
影響を受ける製品は、以下の通り。
- 「Excel 2024」
- 「Excel 2021」
- 「Excel 2019」
- 「Excel 2016」
- 「Office Online Server」で動作する「Excel Online」
いずれも永続ライセンス版の製品で、サブスクリプション版の「Microsoft 365 Apps」は挙げられていない。
原因は9月8日に公開されたセキュリティ更新プログラムで、「Excel 2016」向けの「KB5002914」などでは既知の問題として案内されている。
現在の状況は以下の通り。
- Office LTSC 2024:ビルド17932.21000で修正済み
- Office LTSC 2021:ビルド14334.20918で修正済み
- Office LTSC 2019:ビルド10417.20208(9月12日公開)で緩和
- Office 2016:「KB5002665」(9月16日公開)で緩和
「Office LTSC 2019」と「Office 2016」におけるステータスは“緩和”(Mitigated)にとどまっており、ブックに条件付き書式が含まれている場合、アップデート後も貼り付けが失敗し続ける可能性がある。その場合は、[形式を選択して貼り付け](Paste Special)で、数式や値、これらと数値書式の組み合わせ、リンク貼り付けを選ぶ方法が回避策として案内されている。
なお、「Office 2016」向けの「KB5002665」はMSI(Windows インストーラー)ベースの製品が対象で、クイック実行(Click-to-Run)版には適用されない。
同社は引き続き調査を進めており、情報が得られ次第、サポート記事を更新するとしている。





















