Windows Insider Preview

新しい「設定」アプリは確認したい情報やよく使う設定へ素早くたどり着けるように

「Windows Insider Preview」のBetaチャネルにまで展開中

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

「設定」アプリの新しいホーム画面

 「Windows 11 2022 Update」(バージョン 22H2)で「エクスプローラー」に新しいホーム画面が追加されましたが、「設定」アプリにも同じコンセプトのホーム画面が導入されています。「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテスト中でしたが、2023年9月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5030310」で一般環境への展開も始まっているようです。

 従来の「設定」アプリは起動すると初期状態で[システム]ページが表示されていましたが、これからは[ホーム]ページが表示されるようになります。この[ホーム]ページには以下がカードスタイルで提供され、ユーザーがよく使うであろう・チェックしたいであろうアイテムに素早くアクセスできます。

  • Microsoft 365:「Microsoft 365」サブスクリプションの契約状況をチェックできます(要「Microsoft アカウント」)
  • Xbox:「Xbox」サブスクリプションの状況や特典をチェックできます(要「Microsoft アカウント」)
  • クラウド ストレージ:クラウドストレージの利用状況が表示されます(要「Microsoft アカウント」)
  • Bluetooth デバイス:デバイスのBluetooth接続をON/OFFしたり、デバイスを追加することができます。すべての接続済みデバイスを表示する設定ページへ移動することも可能
  • 推奨の設定:最近使用した設定と一般によく利用される設定へ手軽にアクセスできます
  • デバイスをカスタマイズする:テーマを選んだり、ライトテーマ・ダークテーマの切り替えが行えます
  • 引き続きアカウントにアクセスできるようにする:アカウントを回復するときに使うスマートフォンの電話番号が登録されていない場合、追加を促してくれます

 編集部の環境ではBetaビルドの「設定」アプリが正常に機能していないようで、「Microsoft 365」サブスクリプションの情報や「OneDrive」の利用状況をチェックできませんでしたが、これは正式版ビルドの[アカウント]ページで確認できるものと同じと思われます。

一部カードの情報は「Microsoft アカウント」でログインしたWindows 11でないと表示できません
「設定」アプリの[アカウント]ページ。正式版ビルドでも表示されているはずです

 なお、[ホーム]ページが表示されるのは「Home」および「Pro」エディションのみ。組織が管理するデバイスでは利用できないので注意してください。