Windows Insider Preview

通知センターにデッカい、秒単位の時計復活へ ~『Windows 10にはあるのに……』をまた一つ解消

Beta版「Windows 11」でテスト中

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

[時刻と言語]-[日付と時刻]設定ページに[通知センターに時間を表示する]オプション

 米国時間6月13日にBetaチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 26120.4441では、通知センターに時計を表示するオプションが導入されている。これも「Windows 10」にはあって「Windows 11」にはなかった機能で、復活を望む声が多く寄せられていたという(「Windows 10」でも一度なくなったが、強い要望があり復活したという事情がある)。

「Windows 10」のカレンダービューにあった秒単位の大きな時計表示。これが「Windows 11」にもほしかった!

 このオプションは既定無効で、[時刻と言語]-[日付と時刻]設定ページで有効化する必要がある。オプションを有効化すると、タスクバー右端の時計部分をクリックすると現れるカレンダービューのヘッダー、本日の日付の上に太く大きな字で時計が表示されるようになる。

オプションを有効化すると、カレンダービューのヘッダー、本日の日付の上に太く大きな字で時計が表示される

 この時計のミソは、時刻がちゃんと秒単位で表示される点だ。タスクバーの時計を秒単位にすることもできるが、このオプションは消費電力が若干増えてしまう。バッテリーの消耗を抑えたい、でも秒単位の時刻が気になるときにチラッとチェックしたい……というニーズをくみとる改善というわけだ。

 また、カレンダービューを折りたたんでいても表示されるのもうれしいポイントといえるだろう。カレンダーは要らないというユーザーもちゃんと配慮されている。