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タスクバーの時計を「秒」単位に ～Dev版Windows 11 Build 25247に導入
［スタート］画面、「設定」アプリ、推奨アクションにも手が加えられる
2022年11月21日 12:54
米Microsoftは11月18日（現地時間）、Windows 11の最新プレビュー版「Windows 11 Insider Preview」Build 25247（rs_prerelease）を公開した。「Windows Insider Preview Program」のDevチャネルに参加しているユーザーは、「Windows Update」からアップグレードが可能。ISOイメージファイルも提供されている。
このビルドには、Beta版で先行導入されている「タスク マネージャー」のプロセスフィルタリング機能、クイックアクションで「Windows Studio Effects」の設定を行う機能、「設定」画面の新しいバッテリーページ（Energy Recommendations）などが追加された。
そのほかにも、以下の機能が搭載されている。
新しい推奨アクション（Suggested Action）
テキストを選択・コピーすると、「Microsoft Edge」でWeb検索を行うように提案するポップアップを表示。ただし、今のところこれを利用できるのは米国のテスターのみだ。
新しいアカウント設定画面
「設定」アプリの［アカウント］セクションが再びアップデートされ、クラウドストレージの使用状況がグラフィカルに表示されるように。今後のサービス変更で「Outlook.com」における添付ファイルのデータ利用量は「OneDrive」のストレージクオータ（割り当て）に含まれるようになるため、重複したストレージバーは削除されている。
［スタート］画面の改善
［スタート］画面の［おすすめ］セクションに、居住地域や閲覧履歴に基づくおすすめのWebサイトが表示されるように。不要な場合は、右クリックメニューから削除できる。
この機能は一部のテスターにのみ解放される。
システムトレイの改善
ユーザーから要望の多かった、タスクバーの時計に「秒」まで表示する機能を追加。「設定」アプリの［個人用設定］－［タスク バー］セクション下にある［タスク バーの操作］から有効化できる。設定がすぐに反映されない場合は、「エクスプローラー」を再起動すればよいようだ。
この機能は一部のユーザーから段階的に提供される。まもなくすべてのテスターに展開される見込みだ。
そのほかの改善
そのほかにも、「Windows Search」のファイル検索が高速化。2つの新しいフランス語キーボードレイアウト標準が追加された。日本語関連では、絵文字パネルでの検索性が改善されている。
また、「ストア」アプリ（Microsoft Store）のv22210.1401.xがロールアウトされ、ジャンプリストがサポートされた。
なお、Devチャネルのビルドは比較的不安定なので、利用の際は注意。代表的な既知の問題は、以下の3件となっている。
- 最新のフライトにアップグレードすると、一部で音声が機能しなくなるという報告を調査中
- 最近のビルドでいくつかのアプリやゲームがクラッシュする報告を調査中
- 最近のビルドでアプリのUI要素が消えたり再表示されたりすることがあるという報告を調査中
「Microsoft Edge」など一部アプリで予期せぬ太い線が表示される問題や、Build 25227のISOイメージファイルでDevチャネルビルドをインストールすると「win32kfull.sys」でエラーが発生する問題などは解決されたとのこと。