レビュー
RPG×タイピング練習ゲーム「TypingSaga」で子供も楽しくタイピングを学べるか?
難易度は高めだが、大人向けの変わり種のタイピングソフトとして楽しめる
2026年3月6日 16:48
子供向けのタイピング練習ソフトが欲しい
少し前から、小学生向けのタイピング練習ソフトを探している。一昔前は、フリーソフトからアーケードゲームまでさまざまなソフトがあったものだが、最近は注目される新作ソフトの話は聞かない。
現代の小学生は学校からPCが支給され、キーボード入力にも慣れているのかと思いきや、学習支援として使う際にはタッチパネルでの入力が基本だ。我が家の9歳児も、Webブラウザーを開いて検索する術は学んだようだが、入力はスマートフォンライクなテンキーを画面表示させている。実にもやもやするが、そういう時代なのだなと再確認する。
とはいえ、いつかはキーボード入力を学んでほしい。何かいいソフトがないかと思っている時に、「TypingSaga」というゲームを紹介された。ゲームなら小学生も喜んでプレイしてくれるかもしれない。
エンカウントするとタイピングバトル開始
「TypingSaga」は、RPG仕立てでタイピングを練習できるゲーム。Webサイトにアクセスし、Webブラウザー上からプレイできる。
ゲームの進行はシンプルな2DRPGで、カーソルキーでキャラクターを操作し、フィールドを移動。途中で敵とエンカウントすると戦闘開始、つまりタイピングゲームがスタートする。
示された文字を時間内に入力できれば敵にダメージを与えられるが、間に合わなければ敵の攻撃でダメージを受ける。入力ミスがあると制限時間が減らされる。一定のダメージを与えれば敵を撃破し、戦闘に勝利となる。やることはひたすら連続でタイピングするだけだ。
入力する文字は、ひらがなに加え、ローマ字入力する場合の入力例も示される。実際の入力は柔軟に対応される仕組みで、例えば「じ」は「JI」と「ZI」、「ち」は「TI」と「CHI」のどちらでも入力可能だ。
ただし、「ん」は必ず「N」を2回入力しなければならない。筆者は普段、「N」を1回で入力することが多いため、これで事故が頻発する(「ひんぱつ」もMicrosoft IMEなら「HINPATU」で入力できる)。
最初は1~2文字の入力でいいので、慌てずキーを押していけばいい。1問正解すると、すぐに次の問題が表示されるので、敵を倒しきるまで休む時間はない。慣れた人ならサクサク進めてよいが、今からホームポジションを覚えながら打ちたいという人にはちょっと難しそうだ。
残念ながらタイピングが得意な人向けだが、これはこれで楽しい
ゲームとしては、フィールドを歩いて次の層へ移動するポイントを見つけて、どんどん奥地へと進んでいくのが目的。階層が深くなるほど敵が強くなる。体力や攻撃力が上がるだけでなく、タイピングする文字数も増えていく。
武器は敵が落とすことがある。どの武器も最初は攻撃力が低いが、使っているうちに熟練してきて攻撃力が一定まで上がっていく。強力な武器を手に入れても、最初はかなり攻撃力が低いので、雑魚を1匹倒すのに数十回の連続攻撃が必要になったりもする。
敵を倒すと経験値が得られ、体力や攻撃力、防御力などが上がる。特に体力は重要で、層が変わると敵の攻撃力がぐっと上がるため、ある程度はレベルを上げておかないと1回のミスが致命的になる。
タイプミスの時、数文字分入力するとダメージが一気に蓄積することもある。また次のワードに移行する際も、瞬時に次が出てきて入力ミスの判定になる。連続ミスで即死することもあり、ゲームオーバーになってタイトル画面に戻される。ゲームとしてのバランス調整はかなり厳しい感じもあるが、フィールドでは[S]キーを押すだけでセーブできるので、こまめにセーブしていくのが大切だ。
タッチタイピングができる筆者としては、ゲームの難易度はそれほど高いとは思わない。それでも敵が出るたび何問も休まず連続でタイピングすると結構疲れる。RPGの戦闘を自分の体を動かしてやっているような気分で、確かに正確なタイピングの練習になりそうだ。
ただ、当初の目的であった、子供向けのタイピングソフトとして使えるかというと、正直なところかなり難しい。3層目あたりで、おそらくキーを探しながらの入力では間に合わなくなるだろう。RPGなのでキャラクターを強化して解決できればいいのだが、タイピングの難易度は下がらないので、やはりタイピングが上達する以外の道はない。
子供用に使うのは難しそうだが、タイピングに慣れた人が遊ぶ分には、風変わりなスタイルで面白い。マップは1階層ごとにかなり広く、次の階層への入り口を見つけるだけでも大変だが、セーブもできるのでじっくり取り組んでみては。





















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