レビュー
“P検”とほぼ同じ環境でタイピングスキルを磨ける「無料タイピング練習」
ダウンロードして利用する公式ツールと、ブラウザーですぐ試せるインターネット版
2017年11月7日 06:00
「無料タイピング練習(旧称:タイピング君)」ダウンロード版は、“P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)”と同じシステムを利用したタイピング練習ソフト。Windows Vista/7/8/10に対応するフリーソフトで、“P検”のWebサイトからダウンロードできる。
“P検”は、ICTプロフィシエンシー検定協会が主催・認定を行っている民間資格(実施・運営はベネッセ)。“ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)”に関わるスキル、つまりパソコンに関する知識や、パソコンを使って情報を活用したり、問題を解決するスキルを問う試験だ。難易度により5級から1級の8段階が設けられており、一般的な企業の入社時に要求されるレベルは“3級”とされている。挑戦する場合“3級”クリアを目指したい。
“P検”で問われる領域は、コンピューターやネットワーク、セキュリティの知識、モラル、ワープロソフトや表計算ソフトの利用など多岐にわたるが、なかでも基本となるのがタイピングスキルだ。たとえば“3級”の場合、5分間に日本語で300文字以上、あるいは英語で510文字以上の入力が行えなければならない。ダウンロード版「無料タイピング練習」を利用すれば、“P検”とほぼ同じシステムでタイピングスキルを磨くことができる。
本ソフトでは“ローマ字入力”もしくは“かな入力”による日本語入力と、英語入力に挑戦することが可能。コースを選択すると3秒間のカウントダウンののち、5分間のタイピングのテストが開始される。
タイピングのテストは、出題された例文をキーボードで入力していくだけの簡単なものだ。入力が正しい場合は例文が赤く染まっていくが、誤入力をしてもペナルティなどはない。変換や確定、誤入力の修正などはないので、ひたすら例文を打ち込んでいこう。
テストが終了すると、入力できた文字の数と“P検”での点数が表示される。自分のタイピング能力が何級に相当するかは、テスト画面の上部にあるバーでも確認することが可能だ。
なお、本ソフトにはWebブラウザーで利用できる“インターネット版”も用意されている(SNS投稿への対応・非対応の2種類)。“インターネット版”では日本語・英語の入力のほかにも、タッチタイピングの基礎となる“ホームポジション”を学ぶことが可能。英文のことわざをタイピングしたり、モラルやパソコン用語などを答えながらタイピングするコースも設けられている。
ソフトウェア情報
- 「無料タイピング練習」ダウンロード版
- 【著作権者】
- ICTプロフィシエンシー検定協会、(株)ベネッセコーポレーション
- 【対応OS】
- Windows Vista/7/8/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.0.0