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「iOS 18.6.2」「iPadOS 18.6.2」が緊急公開 ~ゼロデイ脆弱性を修正
画像ファイルを読み込みだけでメモリ破壊、標的型攻撃に悪用か
2025年8月21日 15:08
米Appleは8月20日(現地時間)、「iOS 18.6.2」「iPadOS 18.6.2」をリリースした。重要なセキュリティ修正が含まれており、すべてのユーザーに適用が推奨されている。
同社が公開したセキュリティ情報によると、修正された脆弱性はCVE番号ベースで1件。「ImageIO」に境界外書き込みの欠陥があり、悪意のある画像ファイルを処理するとメモリが破壊される可能性がある(CVE-2025-43300)。
同社によると、この脆弱性は特定の標的を狙った極めて巧妙な攻撃に悪用された可能性があるとの報告が寄せられているという。いわゆるゼロデイ脆弱性なので、できるだけ早い対応が望ましい。
iPhone/iPadのアップデートは、基本的に自動で行われる。手動で行いたい場合は、「設定」アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]ページにアクセスすればよい。