ニュース

Apple、「iOS 18.6」「iPadOS 18.6」をリリース ~29件もの脆弱性を修正

パスコードが読み上げられてしまう問題や「写真」アプリの問題などに対処

「iOS 18.6」などが公開

 米Appleは7月29日(現地時間)、「iOS 18.6」「iPadOS 18.6」をリリースした。このアップデートでは「写真」アプリでメモリームービーを共有できない可能性がある問題が修正されたほか、多くのセキュリティ修正が実施されている。

 本バージョンで修正された脆弱性は、CVE番号ベースで29件(サードパーティーライブラリの問題も含む)。パスコードが「VoiceOver」で読み上げられてしまう問題や権限のないユーザーが制限されたネットワーク設定を変更できてしまう欠陥、アプリの不正終了、メモリ破損、機密データの漏洩、「WebKit」の問題などが対処された。

 悪用が確認されているセキュリティ欠陥は今のところないが、できるだけ早いアップデートが望ましい。

 iPhone/iPadのアップデートは、基本的に自動で行われる。手動で行いたい場合は、「設定」アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]ページにアクセスすればよい。