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Apple、「iOS 18.5」をリリース ~iPhone 13でも衛星通信が利用可能に

「iPadOS 18.5」も公開、CVE番号ベースで33件の脆弱性を修正

「iOS 18.5」などが公開

 米Appleは5月12日(現地時間)、「iOS 18.5」「iPadOS 18.5」をリリースした。新しいプライドハーモニーの壁紙がロック画面に追加されたほか、iPhoneの機能強化、不具合の修正、セキュリティアップデートなどが含まれている。

新しいプライドハーモニーの壁紙がロック画面に追加

 「iOS 18.5」における改善は、以下の通り。

  • 新しいプライドハーモニーの壁紙
  • 子どものデバイスでスクリーンタイムパスコードが使用されると、親/保護者に通知が届くように
  • 他社製デバイス上のApple TVアプリでコンテンツを購入するときに、“iPhoneで購入”を使用できる
  • Apple Vision Proアプリで黒い画面が表示されることがある問題を修正
  • iPhone 13(すべてのモデル)で通信事業者から提供される衛星通信の機能に対応。日本の場合、auやNTT docomo、楽天モバイル、SoftBankで利用できる

 改善の一部は「iPadOS 18.5」にも含まれる。

 セキュリティ関連の修正は、CVE番号ベースで33件(サード―パーティーライブラリの問題も含む)。システム・アプリの予期せぬ終了やメモリの破損、ネットワークトラフィックの傍受、個人データの漏洩、「FaceTime」でミューとしてもオーディオが消音されない、認証なしでの「iCloud」共有を有効にできる、権限昇格、ロック画面の迂回、任意コードの実行などの問題があり、できるだけ早い対応が必要だ。

 iPhone/iPadのアップデートは、基本的に自動で行われる。手動で行いたい場合は、「設定」アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]ページにアクセスすればよい。