レビュー

AIチャットでミニゲームが作れる「DreamCore」で炎上避けゲームを作ってみた

プログラミング知識ゼロでも、自然言語だけでゲームを作って公開・共有

「DreamCore」

 少し今さらですが、バイブコーディングというムーブメントが流行しています。これは、AIを使って自然言語でプログラミングを行い、スクリプトを含む何らかのコードなどを生成するという、新しいプログラミングスタイルです。

 これまでは何らかのコードを作るには、難易度の差はあれど、プログラミングの知識が必要でした。その壁が一気に無くなったのです。

 「DreamCore」はそのバイブコーディング的なアプローチを使って、Webページでゲームを作り、他のユーザーと共有したり交流したりできるサービスです。

 NEIGHBORが公開したSNS型のプラットフォームで、スマホやPCから自然言語を使ってAIとチャットすることでミニゲームを制作できます。

 同社によると、2025年の5月末にサービスを公開してから、1カ月で500本以上のペースで投稿が続いているとのこと。

 そこで、今回は実際にPCからゲームを作ってみました。

ニュースサイト風の避けゲームを作ってみた

 まずはベースとなるゲームを作ります。今回制作することにしたのは、画面上部からニュースサイトで取り上げられるような単語が降ってくるので、それを左右に動けるプレーヤーキャラクターを操作してその文字を避けるというゲームです。

 まずは下記のプロンプトを入力してみました。

ニュースサイト風のデザインで、上からニュースの内容の文字が流れてきます。その文字をプレーヤーキャラクターが左右に動いて避けるゲームを作ってください

 待つこと数分、生成されたゲームのスクリーンショットが下記です。この時点でかなりそれっぽいゲームになっています。

上記のプロンプトだけでこのゲームが生成されました。ミニゲームとしてはそれなりに遊べる出来です

 すでに充分と言えば充分なのですが、単語として固まりで降ってくるのではなく、1文字1文字がバラバラになるようにしたいので、下記のプロンプトを入力してみます。

文字が一文字ずつある程度独立して降ってくるようにして、カスケードのような感じにしてください

 ここでも待つこと数分。改良されたゲームができあがりました。今度は単語が縦になり、文字順がバラバラになってしまいよくわからなくなってしまいました。プロンプトが良くなかったのかもしれません。

勝手にビジュアルが変わりました。カスケードという単語に反応したのかもしれません

 ここから、細かいステップは省きますが、『単語が横向きになるようにすること』、『消えた自キャラを復活させること』、『窓の杜らしくIT関連の単語を降らせること』という指示を出しました。最終的に下記のミニゲームが完成しました。

ゲームオーバーではなく『炎上した!』という単語なのがいいですね。この点に関しては私は指示を出していません

 そして、作ったゲームは公開することもできます。公開の仕方も簡単でフォームに入力するだけ。しかも、フォームに入力する内容もAIが考えてくれます。もちろん、手作業で修正することも可能です。

 公開したゲームはタイムラインに表示されます。このタイムラインはXなどのタイムラインのような仕組みで他の参加者が公開したゲームを遊んだり、テキストを投稿することでコミュニケーションがとれます。

公開したゲームはSNS風のタイムラインに投稿される
他の参加者が公開したゲームを遊べる

 冒頭でも述べたとおり、本作はスマホにも対応しています。PCからでも、スマホからでも、気軽にミニゲームを作り公開でき、他の参加者が作ったゲームを改造することもできる。そうしたシステムから、ゲームを通じたコミュニケーションが生まれるSNS的なプラットフォームなのです。

 制作できるミニゲームは、コアゲーマーが満足するような濃く遊びごたえがあるようなゲームではありませんが、ミニゲームと考えれば充分。むしろ、ほかの参加者が作ったゲームを見ると『こういうゲームを作ることができるのか』、『こういうデザインを生み出すことができるのか』と刺激を受けることも多くあります。

 今回制作したのは1作品のみでしたが、他の参加者が作ったゲームに刺激を受けて新しいゲームを生み出す。それを公開してみんなで遊んだり、改造したりする。そういった新しい形の交流が生まれるサービスでした。

 AI全盛のこの時代だから生まれた本サービス。ぜひ、この新しい創作の波に飛び込んでみてください。