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「Ryzen Master」などで中間者攻撃のおそれ、AMDが2026年6月のセキュリティ情報を公開

アドバイザリは計4件、脆弱性修正は5件

AMDのセキュリティ情報ページ

 米AMDは6月9日(現地時間)、4件のセキュリティアドバイザリを公開した。CVE番号ベースで計5件の脆弱性が報告されている。

AMD Auto Updater(AMD-SB-9027)

 一般ユーザーにとくに関係が深いのは、AMD製ツールの自動更新コンポーネント「AMD Auto Updater」の脆弱性 「CVE-2026-40677」 だ。更新のダウンロードにデジタル署名の検証を行わないHTTP通信が用いられており、攻撃者が中間者(MITM)攻撃を仕掛けて悪意のある実行ファイルを送り込み、昇格した権限で任意コードを実行できてしまうおそれがあるという。脆弱性の評価は、「CVSS 4.0」の基本値で「7.7」。

 対処済みバージョンは以下の通り。利用している場合は、これ以降のバージョンへ更新しておきたい。

  • 「AMD Management Console」(AMC):v14.0.0
  • 「AMD Ryzen Master」:v2.14.3
  • 「AMD uProf」:v5.3

そのほか

 そのほかの脆弱性は、以下の通り。一般ユーザーへの影響はほとんどないとみられる。

  • AMD-SB-9025:パフォーマンス分析ツール「AMD uProf」における2件の問題
    CVE-2026-0466:アクセス制御の不備により、カーネルと共有するメモリセクションへの書き込みが可能
    CVE-2026-28237:リソース割り当てに制限がなく、システムリソースを枯渇させることが可能
  • AMD-SB-3039:サーバー向けプロセッサー「EPYC」の機密計算技術「SEV-SNP」(Secure Encrypted Virtualization - Secure Nested Paging)で、整合性保証が損なわれる(CVE-2025-54509)
  • AMD-SB-8021:Arm CPUにおける保護バイパスの問題(CVE-2025-10263)。組み込み向けSoC「Versal Prime」「Versal AI Edge」の第2世代(Gen 2)に影響