やじうまの杜

欧州発の新オフィススイート「Euro-Office」に、「LibreOffice」のTDFが物申す

「Microsoft Office」形式なんぞより「ODF」を“母語”とするべき

 「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

The Document Foundationの声明

 先日、「Microsoft Office」や「Google ドキュメント」に依存しないソブリン(主権)オフィススイート「Euro-Office」のことをお伝えしましたが、これに関し、「LibreOffice」の開発を支える非営利組織The Document Foundation(TDF)からも声明がでています。

 「Euro-Office」の発表は欧州メディアで大きく報じられましたが、そこで “欧州初のオープンソースオフィススイート” と表現されたことにツッコミ。「Euro-Office」の推進団体はそんなこと一言も言っていないぞ、正確な報道をしろよとのこと。なんならウチの方が先行しているぞ、べ、別にそれでマウントをとる気はないんだけどねっ……!って感じですね。

 一方で、「Euro-Office」が「OpenDocument Format」(ODF)サポートの改善を約束したことを評価。そのうえで、「ODF」形式のサポートは始まりにすぎず、読み書きできるだけの“お付き合い”レベルのサポートと、文書がそのフォーマットで作成・保存され、長年信頼される「ネイティブフォーマット」とは別物だとしています。

 真にデジタル主権を勝ち取る気があるなら、「Microsoft Office」形式のついでに「ODF」形式へ対応するのではなく、「ODF」こそを“母語”とするべきだというわけです。

 これまでも「ODF」を主軸にしてきたTDFとしては筋が通っており、その道の“先輩”らしい声明だなと感じました。とりあえず両方、仲よくしてほしいと思います。