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Microsoftの自律型AI「Copilot Cowork」が一般公開、コストを重視。「Claude Cowork」より3~4割安価
コストを意識した専用モデル「Cowork 1」も提供へ
2026年6月17日 10:05
米Microsoftは6月16日(現地時間)、AIエージェント機能「Copilot Cowork」を全世界で一般提供(GA)開始したと発表した。早期アクセスプログラム「Frontier」での3カ月のプレビューを経てのリリースとなる。
自律型エージェント「Copilot Cowork」
「Copilot Cowork」は、複数のツールを使い分ける必要のある・長期間にわたる複雑なタスクを“エンドツーエンド(最初から最後まで)で自律的に”こなしてくれる「Microsoft 365」のAIエージェント機能。下書きや提案ではなく、完成した成果物をもたらしてくれる。
一般提供にあたってはコスト管理(既定無効化して、勝手に課金されないように。予算設定や使用量アラートを追加)やセキュリティ、コンプライアンス関連の機能を大幅に強化。「Copilot」アプリに「Copilot Chat」と「Cowork」を切り替えるトグルが導入されたほか、プラグインが拡充され、他サービスとの連携がシームレスになった。
同社は「Copilot Cowork」の差別化点として、以下の5つを挙げている。
- クラウドでの実行:ファイルはローカルに保存されず、PCを閉じてもタスクが動き続ける
- 「Work IQ」とのネイティブ連携:企業がすでに使っているシステムにタスクを根づかせ、実際の業務コンテキストを反映する
- エンタープライズ級のセキュリティとコンプライアンス:「Microsoft 365」のトラスト境界内で動作し、組織の既存ポリシーに沿った保護が働く
- マルチモデル設計:タスクに必要なモデルを使い分けられる
- 低コスト:適切な情報・ツールを効率的に見つけるランタイム、タスクに合ったモデル選択、使った分だけの課金により、コストを抑える
Anthropic社の「Claude Cowork」に「Microsoft 365」コネクターを接続しても似たようなことを実現できそうだが、プロンプトあたりのコストを比較したところ、「Copilot Cowork」のほうが平均で30~40%安く済むという。
専用モデル「Cowork 1」
また、「Opus 4.8」や「Sonnet 4.6」といったAnthropicモデル以外も選べるのも「Copilot Cowork」の特徴。今のところ早期アクセスプログラム「Frontier」だけではあるが、OpenAIの「GPT 5.5」も利用できる。
さらに、新しい自社モデル 「Cowork 1」 も数週間以内に提供される。「Cowork 1」はモデルバイアス(偏見)の除去、エンタープライズでの利用を考慮して設計されており、日常的な「Copilot」業務を大幅な低コストで処理できる。エージェントAIの問題にコストの高さがあるが、その課題に応えたモデルといえるだろう。
料金体系
「Copilot Cowork」を利用するには、「Microsoft 365 Copilot」のユーザーサブスクリプションライセンス(USL)が必要。そのうえで、実行したタスクに応じた従量課金が行われる。各タスクの料金は、どのモデルを使ったか、コンテキストの取得、ツールの呼び出し、実行時間という4つの要素から算出される。
事前にコストを見通せないことが懸念されるが、それに対しては計算用のスプレッドシートを提供し、利用形態に合わせたコスト見積りが行えるようにしているとのこと。





















