ニュース

「タスク マネージャー」にフィルター機能、名前・PID・発行元などでプロセスを絞り込めるように

Beta版「Windows 11」Build 22623.891/22621.891が公開

「Windows 11 Insider Preview」Build 22623.891/22621.891がBetaチャネルで提供開始

 米Microsoftは11月10日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」ビルドのBetaチャネルをアップデートした。今回のフライトも、以下の2つのバージョンが配信されている。

  • Build 22623.891:新機能がロールアウトされるビルド
  • Build 22621.891:新機能が既定で無効化されるビルド

 以前にBuild 22622(新機能が有効なビルド)を利用していた場合は、イネーブルメントパッケージでBuild 22623へ自動移行される。

 Build 22623.891では、「タスク マネージャー」が改善。タイトルバーに新設された検索ボックスで、プロセスをフィルタリングできるようになった。条件に合致するプロセスを監視したり、まとめて終了するといった操作が容易になる。

「タスク マネージャー」にフィルター機能。表示が乱れるなど課題も残されているが、要求の多い機能が導入されたのは歓迎すべきだろう

 フィルタリングにはバイナリ名のほか、PIDや発行者名が利用可能。プロセス一覧には、条件にマッチするプロセスのみが表示されるようになる。キーボードショートカット([Alt]+[F]キー)も設けられており、キーボード操作のみで検索ボックスへのフォーカスが行える。

 そのほかにも「タスク マネージャー」のテーマ対応が改善され、システム設定に関わりなくライト・ダークテーマを指定できるようになった。また、編集部では確認できなかったが、これまでダークテーマが適用できていなかったUI要素にもダークテーマを適用できるようになったという。

「タスク マネージャー」のテーマ対応が改善され、システム設定に関わりなくライト・ダークテーマを指定できるように
ダークテーマが適用できていないUI要素。今後はこうした部分もダークテーマ対応が進められていくようだ

 さらに「効率モード」のダイアログも改善され、次回から確認ダイアログの表示をスキップするオプションが追加されている。

「効率モード」のダイアログも改善され、次回から確認ダイアログの表示をスキップするオプションが追加

 なお、Betaチャネルのビルドはあくまでも製品リリース前のプレビュー版だ。Devチャネルほどではないが、不具合が含まれている点には注意したい。たとえば、システム全般では以下が既知の問題として挙げられている。

  • 一部インサイダーからオーディオが機能しなくなったという報告があり、調査中