ニュース
ライブカーネルメモリダンプに対応したDev版「Windows 11」Build 25276がリリース
米国では「Apple Music」「Apple TV」のテストが開始
2023年1月13日 08:00
米Microsoftは1月12日(現地時間)、Windows 11の最新プレビュー版「Windows 11 Insider Preview」Build 25276(rs_prerelease)を公開した。「Windows Insider Preview Program」のDevチャネルに参加しているユーザーは、「Windows Update」からアップグレード可能。新規インストールのためのISOイメージファイルも用意されている。
Build 25276の目玉は、「タスク マネージャー」でライブカーネルメモリダンプがサポートされたこと。[詳細]セクションで「System」プロセスを選択し、右クリックメニューを利用すると、カーネルメモリの状態を以下のパスに保存し、トラブルシューティングに役立てることができる。
%LocalAppData%¥Microsoft¥Windows¥TaskManager¥LiveKernelDumps
[設定]セクションへアクセスすれば、ライブカーネルメモリダンプの設定を表示・編集することも可能だ。
そのほかにも、[設定]アプリの[アカウント]セクションがアップデート。クラウドストレージの利用状況グラフに、「Outlook」の添付ファイルデータが含まれるようになった。この変更は一部のテスターから順次展開される。
また、アプリの起動時に既知の互換性問題を警告する「Program Compatibility Assistant」ダイアログのデザインがWindows 11にマッチするものに変更された。米国では「Apple Music」、「Apple TV」、「Apple Devices」のプレビュー提供が開始されている。
「Windows Insider Preview Program」は、製品としてリリースされる前のプレビュー版のOSを試すことのできるパイロットプログラム。複数の開発チャネルがあるが、なかでもDev版はもっとも開発初期にあたるものだ。ここで試される機能はあくまでも試験的なもので、製品版に導入されるとは限らない。
なお、Devチャネルのビルドは比較的不安定なので、利用の際は注意。代表的な既知の問題は、以下の通りとなっている。
- 一部のArm64デバイスで「Windows Hello」の顔認識でサインインできないことがある。PINは利用可能
- 【新規】一部の環境で最近のビルドをインストールする際のアップデート時間が想定より長くなる問題を調査中
- 【新規】一部の環境で前回のDevチャネルフライトを導入するとWebブラウザーなどのアプリがフリーズする問題を調査中