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「Windows 11 2022 Update」3度目の大型更新がRelease Previewチャネルに
秒単位のタスクトレイ時計、日本語対応のライブキャプション、VPN接続の盾アイコンなど
2023年6月21日 09:51
米Microsoftは6月20日(現地時間)、「Windows 11」Build 22621.1926(KB5027303)をRelease Previewチャネルへリリースした。先日発表された「Windows 11 2022 Update」(バージョン 22H2)3回目の比較的大規模なアップデートが先行導入される。
このアップデートに含まれる新しい要素は、以下の通り。
- ライブキャプション(自動字幕起こし)の対応言語が拡充。日本語でも利用可能に
- アプリ内音声アクセスコマンドのヘルプページが一新
- VPNに接続したときに、盾アイコンがオーバーレイ表示されるように
- タスクバーの時計に「秒」まで表示する機能を追加
- 「タスク マネージャー」からライブカーネルメモリダンプを取得
- キーボードが接続されていない場合にタッチキーボードを表示する設定を改善。[時刻と言語]-[入力]設定ページで3つのオプションが選べる
- コンテンツのアダプティブ輝度制御(CABC)をノート PCおよび2-in-1デバイスに展開
- [Alt]+[Tab]キーやスナップアシストを利用したときに表示される最新のタブが最大20個に(従来は5つまで)
- USB4の設定ページを追加
- プレゼンスセンサー(人やモノの存在を感知する器機)向けのプライバシー設定
- 音声アクセスコマンドの対応言語を拡充。米国以外の英語で(日本語は未対応)
- 「スマートフォン連携」アプリを経由して、2要素認証コードをクリップボードへ簡単にコピー(英語のみ)
- キオスクモードがマルチアプリに対応
- ポーリングレートが高いマウスを使用するときにゲームのパフォーマンスが向上
- [スタート]画面の通知バッジの展開範囲を拡大。「Microsoft アカウント」でサインインしている際にバックアップなどを提案する
- 「エクスプローラー」で「Microsoft Outlook」の連絡先とのローカルファイル共有が改善
- いくつかの簡体字中国語フォントと「Microsoft Pinyin Input Method Editor」(IME)を改善。「GB18030-2022」をサポート
そのほかにも、機能の改善や不具合の修正が多く含まれている。
このビルドを試したい場合は、「設定」アプリの[Windows Update]-[Windows Insider Program]ページでRelease Previewチャネルへ登録する必要がある(要「Microsoft アカウント」)。デバイスを再起動し、「Windows Update」をチェックすると、プレビュービルドに更新される。
また、「設定」アプリの[Windows Update]ページにある[利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する]というオプションを有効化しても、最新機能が一足先に利用できるようになるようだ。