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「Windows 11 21H2」「Windows 10 22H2」の2023年7月プレビューパッチが公開

来月の「Windows Update」で配信される改善を先行体験

「KB5028244」などがリリース。2023年7月非セキュリティプレビュー更新プログラム

 米Microsoftは7月25日(現地時間)、2023年7月非セキュリティプレビュー更新プログラムを一部のWindows 10/11バージョンに対しリリースした。

  • Windows 11 バージョン 22H2:(後日リリース予定)
  • Windows 11 バージョン 21H2:KB5028245
  • Windows 10 バージョン 22H2:KB5028244

 「Windows 11 バージョン 21H2」における主な新機能は、以下の通り。

  • 仮想プライベートネットワーク(VPN)の問題を解決。VPNがワイヤレスメッシュネットワーク上にある場合にネットワークゲートウェイへのARP(Address Resolution Protocol)要求が過剰になることがあり、ネットワークのパフォーマンスが低下する
  • システムがスリープから復帰すると、特定のディスプレイおよびオーディオデバイスが表示されない問題に対処

 なお、今回リリースされたのは米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチだ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、適用は必須ではない。

 あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けで、勝手にインストールされることはないので安心してほしい。既存の不具合に悩まされている人にとっても試す価値はあるが、一般のユーザーは来月の「Windows Update」を待っても問題はない。