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「Windows App Development CLI」v0.2が公開 ~.NETプロジェクトもカバー

ストア提出アプリの開発を支援するツール、新しいサブコマンド「winapp store」も導入

Microsoft、「Windows App Development CLI」(winapp)を発表

 米Microsoftは3月2日(現地時間)、「Windows App Development CLI 0.2」をリリースした。.NETプロジェクトのサポート、マニフェストプレースホルダーの導入、「Microsoft Store Developer CLI」の統合といった改善が導入されている。

 「Windows App Development CLI」(winapp)は、「Microsoft Store」へ提出するアプリを「Visual Studio」「MSBuild」に依存せずに開発できるようにするコマンドラインツール。近年は「Rust」や「Dart」「Flutter」、「Electron」でWindowsアプリを構築する例が増えているが、そうした開発シナリオもサポートするためのツールだ。

 たとえばストアへの提出に必要なマニフェストやアセットを含んだプロジェクトを初期化したり、最新のWindows APIで要求されるパッケージID(Package Identity)を生成したり、サイドロードやテストのために自己署名を行ったり、開発したアプリをMSIX形式へパッケージ化したりできる。

 v0.2では、もっとも要望の多かった.NETプロジェクトをネイティブサポート。.NETプロジェクトファイル(*.csproj)のあるフォルダーで「winapp init」を実行すれば、開発プロジェクトで.NETが用いられていることを検知し、適切な初期化を行ってくれる。

.NETプロジェクトをネイティブサポート

 また、マニフェストファイル(AppxManifest.xml)に実行ファイルの名前をハードコーディングする必要がなくなった。代わりに「Visual Studio」でお馴染みのプレースホルダー(「$targetnametoken$.exe」など)をおいておけば、パッケージングの際に自動で実行ファイルの名前が補完される。

 そのほかにも、v0.2では新しいサブコマンド「winapp store」が導入された。これはコマンドラインで「Microsoft Store」の開発者向けAPIにアクセスできるようにする「Microsoft Store Developer CLI」(msstore)のプロキシ(代理)。「winapp store」の初回利用時に「msstore」が自動でセットアップされ、以後は「winapp store」コマンドで「msstore」コマンド相当の処理が行えるようになるため、両方を管理する必要はなくなる。

新しいサブコマンド「winapp store」