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日替わり壁紙機能「Windows Spotlight」を強化したDev版「Windows 11」Build 25281

GPU設定もWindows 11のデザイン原則に併せてリニューアル

「Windows 11 Insider Preview」Build 25281(rs_prerelease)がDevチャネルでリリース

 米Microsoftは1月19日(現地時間)、Windows 11の最新プレビュー版「Windows 11 Insider Preview」Build 25281(rs_prerelease)を公開した。「Windows Insider Preview Program」のDevチャネルに参加しているユーザーは、「Windows Update」からアップグレード可能。

 Build 25281では、日替わり壁紙機能「Windows Spotlight」でいくつかのテストが開始される。基本的な機能は変わらないが、壁紙のタイトルや説明文、写真の詳細情報などを表示するUIがリッチになり、プレビューを見ながら画像を切り替える機能、フルスクリーンと最小化エクスペリエンスなどが導入されるとのこと。

「Windows Spotlight」でテストされるフルスクリーンエクスペリエンス

 ただし、これらは英語のみで表示される。また、さまざまな表示方法がテストされるため、他のユーザーとエクスペリエンスが異なる場合がある。

 そのほかにも、「設定」アプリの[システム]-[ディスプレイ]-[グラフィックス]セクションがWindows 11のデザイン原則に併せてリニューアルされた。機能的には以前のバージョンと変わらないが、複数のGPUを搭載する環境でどのGPUを利用するのかがわかりやすくなったほか、ゲーム画質を自動で向上させる「Auto HDR」などのオプションへ簡単にアクセスできるようになる。

「設定」アプリの[システム]-[ディスプレイ]-[グラフィックス]セクションがWindows 11のデザイン原則に併せてリニューアル

 「Windows Insider Preview Program」は、製品としてリリースされる前のプレビュー版のOSを試すことのできるパイロットプログラム。複数の開発チャネルがあるが、なかでもDev版はもっとも開発初期にあたるものだ。ここで試される機能はあくまでも試験的なもので、製品版に導入されるとは限らない。

 なお、Devチャネルのビルドは比較的不安定なので、利用の際は注意。代表的な既知の問題は、以下の通りとなっている。

  • 一部のArm64デバイスで「Windows Hello」の顔認識でサインインできないことがある。PINは利用可能
  • 一部の環境で最近のビルドをインストールする際のアップデート時間が想定より長くなる問題を調査中
  • 一部の環境で前回のDevチャネルフライトを導入するとWebブラウザーなどのアプリがフリーズする問題を調査中