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Microsoft 365の「Outlook.com」は個人用メアドが作成・再追加不能に ~Personal/Familyが対象
クラウドストレージに「Outlook.com」の添付ファイルを含む仕様変更も
2022年11月22日 11:00
日本マイクロソフト(株)は、「Microsoft 365 Personal」および「Microsoft 365 Family」の加入者に対し、2023年11月30日から「Outlook.com」のメールボックスに関連付けられている個人用ドメインの新しいメールアドレスを作成できなくなると発表した。同日以降、個人用に設定されたメールアドレスを削除した場合、そのメールアドレスを再度追加することはできなくなる。
ただし、すでに「Outlook.com」に設定している個人用のメールアドレスは、何も変更されることなく引き続き使用可能。誤って削除しないよう注意したい。この変更は、家庭向けの「Microsoft 365 Personal」と「Microsoft 365 Family」プランの加入者のみが対象となっており、個人用のメールアドレスを継続して使用したい場合、同社は一般法人向けの「Microsoft 365 Business」プランへの切り替えを検討してほしいとしている。
また2023年2月1日から、「Microsoft 365」のアプリとサービス全体で使用されるクラウドストレージに、「Outlook.com」の添付ファイルデータを含めるよう仕様変更される。クラウドストレージに含まれるデータは下記の通り。これらのデータファイルはMicrosoftのセキュリティ機能セットで引き続き保護される。
- OneDriveのファイルと写真
Officeドキュメント、モバイルカメラロール、スクリーンショット、デスクトップ、ドキュメント、画像フォルダーなど
ごみ箱内のアイテム - Outlook.comの添付ファイル
- Teams メッセージの添付ファイルと記録
「Windows 11 Insider Preview」でテストされている「Outlook.com」における添付ファイルのデータ利用量については、最近のDevチャネルの変更で「OneDrive」のストレージクオータ(割り当てディスクの上限容量)に含まれるようになった。
今回の更新は「Outlook.com」のメールボックスのストレージ量には影響しないが、「OneDrive」で使用できるクラウドストレージのデータ量が減る可能性があるとのこと。仮に「OneDrive」がクラウドストレージのクオータに達すると、「Outlook.com」でのメールの送受信が中断されることになるので注意。