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今年最後のCリリースが出そろう ~Windows 11 バージョン 22H2向け「KB5020044」が公開

「OneDrive」ユーザー向けの改善、日替わりの壁紙機能「スポットライト」も身近に

Microsoft、「Windows 11 バージョン 21H2」などに対しCパッチをリリース

 米Microsoftは11月29日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 22H2」向けのプレビュー更新プログラム「KB5020044」を公開した。2022年11月のプレビューパッチがこれで出そろったことになる。

  • Windows 11 バージョン 22H2:KB5020044(今回リリース)
  • Windows 11 バージョン 21H2:KB5019157(15日リリース済み)
  • Windows 10 バージョン 22H2/21H2/21H1:KB5020030(15日リリース済み)
  • Windows Server 2022:KB5020032(22日リリース済み)
  • Windows Server 2019:(オプションパッチの提供を終了)

 今回リリースされたのは、セキュリティ関係の修正を含まないパッチ(Cリリース)。米国時間の来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー、Bリリース)に先駆けテストされるものだ。

 Cリリースは必須ではなく、あくまでも「オプション」として配信されている。そのため適用する必要はないが、新機能をいち早く試してみたい場合は試してみてもよいだろう。

 「Windows 11 バージョン 22H2」におけるハイライトは、以下の通り。

  • 「OneDrive」契約者向けに「設定」アプリの[システム]ページを改善。ストレージの制限に近づくとアラートが表示される
  • 「設定」アプリの[システム]ページに「OneDrive」サブスクリプションのストレージ容量を表示。最近の変更により、これには「Outlook.com」の添付ファイルデータも含まれる
  • [個人設定]ページで、「スポットライト」(日替わりの壁紙切り替え機能)とテーマが組み合わせて表示されるように。「スポットライト」機能を見つけやすくなる
  • 入力方式エディター(IME)の既知の問題を解決
  • 「エクスプローラー」が動作しなくなる不具合に対応。コンテキストメニューやメニュー項目を閉じたときに発生していた
[個人設定]ページで「スポットライト」を選択

 なお、来月は年末年始のためプレビューパッチの配信はない。これが年内最後のプレビューパッチになる。また、「Windows 10 バージョン 21H1」は来月13日でサービスを終了するので注意したい。