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全角・半角の切り替えで一部アプリがクラッシュ ~Microsoftが「Windows 11 バージョン 22H2」の不具合を認める

Delphi/C++Builder製アプリなどで指摘されていた問題か

同社のドキュメントページ

 米Microsoftは11月18日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 22H2」で入力方式エディター(IME)の入力モードを変更すると一部のアプリケーションが応答しなくなる問題が発生していることを認めた。Embarcadero Technologiesが以前、「Delphi」「C++Builder」「RAD Studio」製アプリで日本語変換を利用するとクラッシュする問題を指摘していたが、それのことであると思われる。

 同社によると、この問題は日本語に限らず、「Text Services Framework」(TSF)の特定コンポーネントを読み込むアプリケーションで観測されるとのこと。多くの場合エラーメッセージなどは表示されず、勝手にアプリが終了してしまう。

 また、この問題が発生するのは以下のようにキーボードショートカットで入力モードを変更したときだけで、タスクバーのIMEモードアイコンをクリックした場合には発生しない。

  • 日本語:[半角/全角]キー、または[Alt]+[~](チルダ)キー
  • 中国語:[Control]+[Space]キー
  • 韓国語:キーボードの右[Alt]キー

 同社は現在、この問題を調査中。将来のリリースで解決するとしている。もしトラブルに遭遇した場合は、キーボードショートカットによる入力モードの切り替えを避けるか、可能であれば「バージョン 21H2」へのロールバックをお勧めする(アップグレード後10日以内)。