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パッチが原因でWindows 10環境のIMEに問題 ~ロールバックシステムで解消

タスクトレイの入力インジケーターや言語バーが表示されない

同社のドキュメントサイト

 米Microsoftは8月2日(現地時間)、2022年6月Cパッチ「KB5014666」以降を適用したWindows 10環境で入力システム(IME)にトラブルが発生していたことを明らかにした。複数の言語がインストールされていると、タスクトレイの入力インジケーター(入力モードを示す「A」や「あ」などのアイコン)や言語バーが表示されないことがあるという。

タスクトレイの入力インジケーターと言語バー

 この問題の影響を受けるプラットフォームは、以下の通り。Windows 11では発生しないようだ。

  • Windows 10 バージョン 21H2
  • Windows 10 バージョン 21H1
  • Windows 10 バージョン 20H2
  • Windows Server バージョン 20H2

 この不具合は、「KIR」(Known Issue Rollback)と呼ばれるロールバックシステムですでに解決済み。組織で集中管理されていない一般的な環境であれば、解決策が24時間以内に自動で適用される。Windowsデバイスを再起動すると、解決策がより早く適用されることがあるので、急いでいる場合は試してみるとよいだろう。

 組織で集中管理されているデバイスの場合は、特別なグループポリシーをインストール・設定することで解決が可能。グループポリシーは同社のドキュメントサイトからダウンロードできる。