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無償の国産リモートデスクトップ「Brynhildr 3.5.0」、コアエンジンの刷新で15~20%の性能向上
GPUを用いず、CPU処理にこだわる
2026年3月3日 08:44
高速リモートデスクトップソフト「Brynhildr Free」の最新版v3.5.0が、2月27日に公開された。本バージョンでは映像圧縮コーデックのコアエンジン「Vritra」が刷新。CPUの性能に依存するが、従来よりも15~20%高いパフォーマンスが期待できるという。
新しいコアエンジン「Vritra Mk3」は、アセンブラで記述された一部エンコード処理の並列化を改善。広い範囲でこの最適化を実施したことで、速度が大きく向上した。CPU負荷は約10%上昇してしまうが、これまで最速だった「Verethragna」系に搭載されていたコアエンジン「Vajra」を超え、歴代最速となったことを思えば、容認できる範囲だろう。
画像の処理にはGPUアクセラレーションを活用するのがトレンドだが、「Vritra Mk3」はあえてエンコード処理にGPUを用いず、CPUのみで行うことにこだわっている。GPUを搭載しない比較的非力なデバイスや、GPUを他の処理(AIなど)に使いたいケースでは、CPU描画にこだわる「Vritra Mk3」にも利点は多い。CPU負荷が大きい場合は、FPSを下げるチューニングを行うとよいだろう。
また、「Vritra Mk3」は動画圧縮コーデックに従来通り「VP8」を採用しつつも、色の処理を「RGB32」に変更しているとのこと。その結果、これまで弱点だった画質が改善され、設定次第ではほぼ無劣化に近い画質を実現できているという。
そのほかの改善は、以下の通り。
- FPSの初期値を「60」に。「Verethragna」より高速化されたにもかかわらず、既定のFPS値が「Verethragna」より低かったため
- 「Actual Scale」機能に関する不具合の修正。クライアントモードでウィンドウを移動させても映像がスクロールしないことがあった
- 起動ダイアログ不具合修正。サーバーモードでWindowsサービスの登録を選択したままクライアントモードに変更して起動した際、再びWindowsサービスに登録しようとしていた
- ダブルクリックやマウスカーソルの判定など、軽微な調整
「Brynhildr」(ブリュンヒルデ)は、他のWindowsデバイスを手元のPCで閲覧・遠隔操作するためのツール。画面や音声の転送以外にも暗号化通信、パスワード認証、マルチモニター機能、クリップボード共有機能(テキストのみ)、ファイル転送、Webブラウザーからのアクセス、ゲームパッド対応といった機能を備える。国産の安心感も魅力の一つだ。対応OSはWindows 10/11。Webブラウザー接続は「Microsoft Edge」、「Google Chrome」、「Firefox」などで利用できる。
現在、公式サイト「vritra.remotedesktop.jp」や窓の杜ライブラリからダウンロード可能。1日1回の広告表示があるが、利用自体は無償で行える。
ソフトウェア情報
- 「Brynhildr」
- 【著作権者】
- (株)ランスロット
- 【対応OS】
- Windows 10/11
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(広告付き)
- 【バージョン】
- 3.5.0(26/02/27)















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