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「Windows 10 バージョン 21H1」の月例パッチは来月で最後、強制アップグレードが開始へ

公式コミュニティサイト「Microsoft Community Hub」の注意喚起記事

 「バージョン 21H1」のWindows 10は、12月13日(米国時間、以下同)にサービスを終了する。後継バージョンへアップグレードしないと、それ以降は更新プログラムを受け取ることができない。米Microsoftは11月8日、公式コミュニティサイト「Microsoft Community Hub」に注意喚起の記事を公開した。

 「Windows 10 バージョン 21H1」(May 2021 Update)は、2021年5月にリリースされたバージョン。Windows 10の各バージョンはリリースされてから18カ月サポートされるのが基本で、今年12月にサービス期間の満了を迎える。つまり、来月のパッチチューズデーが最後のセキュリティパッチとなる。Windows 10を安全に利用し続けるためには、後継バージョンへのアップグレードが必須だ。

 Homeエディション、もしくはドメインに参加していないProエディションを利用している場合、強制的に最新バージョン(「Windows 10 2022 Update」(バージョン 22H2))へのアップグレードが実施される。作業中にOSを再起動されるのが困る場合は、「設定」アプリであらかじめ「アクティブ時間」を指定しておくとよいだろう。アップグレード作業は「アクティブ時間」外に実施される。

「設定」アプリであらかじめ「アクティブ時間」を指定

 なお、デバイスが対応しているのであれば、Windows 10ではなく「Windows 11 2022 Update」(バージョン 22H2)へアップグレードすることも可能。ただし、その際は事前に既知の問題を確認しておきたい。