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【速報】「Windows 11 2022 Update」の一般提供が開始 ~初の大型アップデート

デスクトップ環境、アクセシビリティ、セキュリティなどに新機能が満載

Microsoft、「Windows 11 2022 Update」(バージョン 22H2)を一般公開

 米Microsoftは9月20日(現地時間)、Windows 11の新しい機能更新プログラム「Windows 11 2022 Update」(バージョン 22H2)を世界190カ国以上で一般公開した。「Windows Insider Program」に加入していない一般のユーザーに対しても、段階的な配信が開始される。

 「2022 Update」は、Windows 11初の機能更新プログラム。[スタート]画面や「エクスプローラー」、タスクバー、「設定」アプリのアップデート、システム全体で機能するライブキャプションをはじめとするアクセシビリティ機能、「スマート アプリ制御」(Smart App Control)などの新しいセキュリティ機能など、多くの改善が含まれている。

 サービス期間はHome/Proエディションが24カ月、Enterprise/Educationエディションが36カ月。

 「2022 Update」へのアップグレードは、「Windows Update」から可能。「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[Windows Update]セクションにアクセスして[更新プログラムのチェック]ボタンを押し、しばらく待つと「Windows 11、バージョン 22H2の機能更新プログラム」という案内が表示される。[ダウンロードしてインストール]ボタンを押すと、「2022 Update」へのアップグレードが始まる。

「Windows 11、バージョン 22H2の機能更新プログラム」という案内

 案内が表示されない場合は、利用中のデバイスにまだ「2022 Update」が展開されていないか、既知の互換性問題があるなどの理由で配信対象から除外されている可能性がある。後日改めてチェックしてみよう。

 また、Windows 11デバイスを「2022 Update」へアップグレードするには2022年6月Cリリース以降のパッチを適用している必要がある。Windows 10デバイスの場合は「バージョン 2004」以降で、かつ2022年4月Cリリース以降のパッチを適用していなければならないので注意したい。もちろん、Windows 11の最小システム要件もパスしている必要がある。

 更新プログラムのダウンロードはバックグラウンドで行われ、準備が完了すると、インストールとOSの再起動を行うタイミングをユーザーが選択できる。勝手にアップグレードされてしまうことはないので安心してほしい。

更新プログラムのダウンロードはバックグラウンドで行われ、準備が完了すると、インストールとOSの再起動を行うタイミングをユーザーが選択できる