やじうまの杜
Windows 11の通常版はどこで買えばいいの?
今年の10月5日以降Windows 10からの無償アップグレードが終了する可能性も
2022年3月22日 06:45
“やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
先日、ふと「Windows 11の単体価格っていくらなんだろう?」という疑問がわき、軽い気持ちで某Amazon.co.jpを検索してみました。しかし、探せど探せど見付からない! DSP版(自作用途向けにLANカードなどとセットで販売され、そのパーツを組み込んだPCで使用しなければならない)や、正規版に見えない怪しい商品は見付かるのですが、OS単体で買える通常版はどこにもありません。
Microsoftから直接ならば買えるだろうと、Microsoft ストアを探してみましたが、あるのはSurfaceをはじめとしたWindows 11搭載マシンのみ。[Windows]-[Windows OS]ジャンルに[新しい Windows 11]という項目がありますが、ここではWindows 11の特長や利点をアピールするだけでアピールして、購入できません。蛇の生殺し状態……。これはどういうことなのでしょう?
Windows 11は単体では買えない!
Windows 11のライセンスに関する説明ページには以下のように明記されていました。
Windows 11 は、Windows 10 搭載の対象デバイスへのアップグレードとして配信されます。
なるほど……。よくよく考えてみればOSを搭載していない完成品のPCなんて売っているのを見たことがないので、自作向けのDSP版さえあれば新規マシンへのインストール需要は満たせます。また、Windows 11はWindows 10から無料でアップグレードできるので、既存のPCへのインストールには単体でライセンスを購入する必要はありません。
既存のPCへクリーンインストールしたい場合はWindows 10のライセンスを購入し、「メディア作成ツール」を使うか、ISOファイルを直接ダウンロードしてインストールメディアを自作すればいいのです。ちなみに「メディア作成ツール」は窓の杜ライブラリにも収録されています。
Windows 10からの無料アップグレードはいつまでできる?
でも、Windows 10への無料アップグレードが期間限定だったように、Windows 11へのアップグレードもいつかは終わるのでは?
これについてはWindows 11の「よくあるご質問」に答えがありました。
∨無料のアップグレードが可能な期間はいつまでですか?
対象となるシステムに対する無料アップグレードに特定の終了日は設けていません。しかし、Microsoft は無料アップグレードに対するサポートをいずれ終了する権利を留保します。この終了日が 2022 年 10 月 5 日より前になることはありません。
「今のところ決まってないけど、いつか終了するかもね」ってことでしょうか。ずいぶん気まぐれな答えですね。
それに、気になることが書いてあります。「2022 年 10 月 5 日より前になることはありません」ってことは、今年の10月5日以降からは無償アップグレードがいつ終わってもおかしくないってことです!
突然無料アップグレードが終了するようなことはないでしょうが、とりあえず今Windows 11にアップグレードできるマシンは、早めにアップグレードしておいたほうがよさそうです。
無料アップグレードが終了した暁には、Windows 11も単体購入できるようになるのでしょうか?