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OpenAI、「GPT‑5.4」を発表 ~最先端の推論+コーディング+PC操作を1つのモデルに

同社でもっとも高性能かつ効率的な業務用途向けフロンティアモデル

OpenAI、「GPT‑5.4」を発表

 米OpenAIは3月5日(日本時間)、「GPT‑5.4」を発表した。同社でもっとも高性能かつ効率的な業務用途向けフロンティアモデルだ。

 「GPT‑5.4」の特徴は、最先端の推論能力、コーディング能力、エージェント型ワークフローを1つに統合していることだ。

  • 推論:「GPT‑5.2」の汎用的な推論能力を基盤に、より一貫性のある洗練された結果を生成できるように。知識業務(オフィス文書の生成など)タスクが得意で、誤りも「GPT‑5.2」より抑えられている。「ChatGPT」では思考の計画を事前に提示させることもでき、途中で軌道修正することも可能
    「GPT‑5.2」から大きく向上した推論能力
  • コーディング:最新鋭のコーディングモデル「GPT-5.3-Codex」のコーディング能力をベースに、知識業務とコンピューター操作の能力を付与。人手による介入を最小限に抑えつつ、長時間のタスクを処理できる。画面を確認しながらWebアプリや「Electron」アプリをデバッグできる実験的な「Codex」スキル「Playwright Interactive」も提供
    「GPT‑5.3‑Codex」のコーディング能力を引き継ぐ
  • エージェント型ワークフロー:ネイティブで最先端のコンピューター操作能力を備えた最初のモデル。最大100万トークンのコンテキストをサポートし、長時間のタスクに耐える。多数のツールが与えられた場合でもモデルが効率的にツールを選べるようにする「tool search」もAPIで導入。同じ精度を維持したまま、総トークン使用量を47%削減。Web検索や視覚認識、制御性も改善
    スクリーンショットとキーボード・マウスによるデスクトップ環境の操作能力を測定する「OSWorld-Verified」で、「GPT‑5.4」は成功率75.0%を達成

 「GPT‑5.4」は同日より、「ChatGPT」と「Codex」で段階的に提供が開始される。Plus、Team、Pro ユーザーの「ChatGPT」の場合、より深い思考を行う「Thinking」モードを選択すると「GPT‑5.4 Thinking」が利用される。ProおよびEnterpriseプランであれば、最上位モデル「GPT‑5.4 Pro」も選べる

 APIでは「gpt-5.4」として「GPT‑5.4」が提供中。「GPT‑5.4 Pro」も、「gpt-5.4-pro」としてAPIで利用可能だ。トークン単価は「GPT‑5.2」より高く設定されているが、トークン効率が向上しているため、多くのタスクでは総消費量を抑えられるとしている。

トークン単価は「GPT‑5.2」より高く設定されている