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OpenAI、「GPT‑5.4 mini」「GPT‑5.4 nano」を発表 ~応答性と効率性を追求した小型モデル

「ChatGPT」の無償ユーザーでも「Thinking」モードで利用可能

OpenAI、「GPT‑5.4 mini」「GPT‑5.4 nano」を発表

 米OpenAIは3月5日(日本時間)、「GPT‑5.4 mini」「GPT‑5.4 nano」を発表した。最新鋭「GPT‑5.4」のコーディング能力、推論能力、マルチモーダル理解、エージェント能力といった強みを凝縮し、応答性と効率性を追求した小型モデルだ。

GPT‑5.4 mini

  「GPT‑5.4 mini」 は「GPT-5 mini」の能力を全面的に上回るだけでなく、2倍以上の速さで動作する。「SWE-Bench Pro」や「OSWorld-Verified」といった主要ベンチマークでも、より大きな「GPT-5.4」モデルに続く成績を残しており、能力と性能のバランスに優れる。とくにPC操作(Computer Use)には優れており、「GPT-5.4」モデルに迫る正確さだ。

「GPT-5.4」には及ばないものの、「GPT-5 mini」を大きく上回る性能
とくにPC操作には優れており、「GPT-5.4」モデルに迫る正確さ

 「GPT‑5.4 mini」は同日より、「ChatGPT」、「Codex」、「OpenAI API」で利用可能。

 「ChatGPT」の場合、「Free」および「Go」プランでも高度な推論を行う「Thinking」モードで「GPT‑5.4 mini」が使われる。それ以上のプランでは、「GPT-5.4 Thinking」のレートを使い果たしたときの代替手段として利用できる。

 「OpenAI API」ではテキストおよび画像入力、ツールの使用、関数呼び出し、Web検索、ファイル検索、PC操作、スキルがサポートされる。コンテキストウィンドウは40万で、価格は100万トークンあたり入力が0.75米ドル、出力が4.50米ドル。

 「GPT-5.4」のクォータの30%程度しか利用しないため、「GPT-5.4」に任せるまでもないタスクを安価に実行したい場合に適する。より大きなモデルの手足となって比較的小規模なタスクをこなすサブエージェントとしても有用だ。

GPT-5.4 nano

 一方の 「GPT-5.4 nano」 は、速度とコストがなによりも重要視されるタスクに適したもっとも小型かつ安価なモデル。性能面でも「GPT-5 nano」を大きく引き離しており、分類、データ抽出、ランキング、コーディングのサブエージェントなど、より簡単なサポートタスクに向いている。

 「GPT-5.4 nano」はAPIのみで提供され、料金は入力100万トークンあたり0.20米ドル、出力1.25米ドルとなっている。