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Windows 11のタブ型のエクスプローラーやタスクバーのオーバーフローメニューは未提供

10月にも提供開始。「Windows 11 2022 Update」に続く新機能が5つ明らかに

10月に導入される予定の「エクスプローラー」のタブ機能

 Windows 10では年2回(現在は1回)の機能更新プログラムでのみ新機能を追加するのが原則であったが、Windows 11ではそれ以外のさまざまな更新メカニズムも活用することで、より頻繁に機能改善を導入できる体制を整えている。

 本日一般提供が開始された「Windows 11 2022 Update」(バージョン 22H2)には多くの新機能が含まれているが、それに漏れた機能の一部は10月に追加されるという。

「エクスプローラー」の機能強化

 早期の導入が期待される「エクスプローラー」のタブ機能も、このタイミングで導入される見込み。

 お気に入りのファイルや最近利用したファイルへすばやくアクセスできる新しいホーム画面や、「OneDrive」フォルダーに追加された情報パネルなどはすでに利用できるようだ。

「クイック アクセス」を拡張し、お気に入りのファイルや最近利用したファイルへ素早くアクセスできるようにした新しいホーム画面
「OneDrive」フォルダーに追加された情報パネル

「フォト」アプリのアップデート

 「フォト」アプリでは豪華なギャラリーを提供するほか、写真のコレクションの閲覧、検索、管理、消費を簡素化する新しい写真管理エクスペリエンスが導入されるとのこと。また、「OneDrive」で写真を簡単にバックアップしたり、楽しい「思い出」体験が利用できるようになるという。

コピーに対する「Suggested Actions」

電話番号や日付をコピーすると、それに適したアクションを提案する「Suggested Actions」(日本導入は不明)

 電話番号や日付をコピーすると、それに適したアクションをポップアップツールバーで提案する「Suggested Actions」が一部地域で利用できるようになる。「Teams」や「Skype」で電話をかけたり、「カレンダー」アプリにイベントを追加するといった作業がより簡単に行える。

タスクバーのオーバーフローメニュー

タスクバーからアプリがあふれて表示しきれなくなったときに、追加のバーを表示する「タスクバー オーバーフロー メニュー」

 タスクバーからアプリがあふれて表示しきれなくなったときに、追加のバーを表示する「タスクバー オーバーフロー メニュー」も10月のアップデートで導入されるとのこと。タスクバーの不満を1つ解消してくれる有益な改善で、期待しているユーザーも多いのではないだろうか。

より多くのデバイスと共有

 プレビュー版Windows 11では「Nearby Share」(近距離共有)に改善が加えられており、Bluetoothだけでなく、プライベートネットワークのデバイスをUDPで検出できるようになっているが、これも10月の更新で一般リリースされる見込み。

Bluetooth接続がないデスクトップPCとも「Nearby Share」(近距離共有)できる

 Bluetooth接続がないデスクトップPCなど、これまでは検出できなかったデバイスにも対応できるようになり、より幅広いデバイスと手軽にファイルをやり取りできるようになる。