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Windows 11の新機能「Suggested Actions」がBeta版に ~Build 22621.290/22622.290が提供開始

テスターを2グループに分けて新機能導入の影響を評価中

「Windows 11 Insider Preview」Build 22621.290/22622.290がBetaチャネルで提供開始

 米Microsoftは7月5日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」ビルドのBetaチャネルをアップデートした。先月14日(Build 22621)以来の新ビルドとなる。

 今回のフライトでは、2つのバージョンが配信されている。

  • Build 22622.290:新機能がロールアウトされるビルド
  • Build 22621.290:新機能が既定で無効化されるビルド

 これは新機能の有無でテスターを2つに分け、導入の影響を比較・把握するためで、2019年にも一度実施されている。

 同社によると、大多数のBetaテスターはBuild 22622.xを受け取る。Build 22621.xを受け取ったユーザーも、最近のWindows 10の機能更新プログラムのように、「イネーブルメント パッケージ」をインストールするだけでBuild 22622.xへ移行できる。

 Build 22622.290では、「Suggested Actions」(推奨されるアクション)と「設定」アプリの[アカウント]セクションで「OneDrive」サブスクリプションを管理する機能が導入された。

 「Suggested Actions」はテキスト選択したときに、それに応じたコマンドをポップアップ表示する機能だ。たとえばテキストが電話番号であれば「Microsoft Teams」でコールする、日付であればカレンダーにその日のイベントを登録するといったコマンドが提案される。

テキスト選択したときに、それに応じたコマンドを提案する「Suggested Actions」

 ただし、この機能が利用できるのは現在のところ米国、カナダおよびメキシコのユーザーだけだ。日本では利用できない。

 [アカウント]画面で「OneDrive」サブスクリプションを管理する機能は、DevチャネルのBuild 25145で初めて導入された。請求や支払い情報、ストレージの利用情報などを確認できるだけでなく、ストレージの空き容量が少なくなったときは警告も表示される。

[アカウント]画面でOneDrive」サブスクリプションを管理
請求や支払い情報、ストレージの利用情報などを表示できるだけでなく、ストレージの空き容量が少なくなったときは警告も表示