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エクスプローラーのタブ機能がBeta版「Windows 11」に登場

Build 22621.160(KB5014770)より順次提供開始

「Windows 11 Insider Preview」Build 22621.160がBetaチャネルで提供開始

 米Microsoftは6月13日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 22621.160(KB5014770)を「Windows Insider Program」のBetaチャネルに参加しているテスターに対して公開した。すでに利用中の場合は、「Windows Update」から更新可能。

 今回のアップデートの目玉は、「エクスプローラー」のタブとナビゲーションのアップデートだ。一部環境から順次有効化されるとのこと。

 この機能はDevチャネルのBuild 25136でロールアウトが開始されていたが、Devチャネルはあくまでも長期的視点からさまざまな新機能を実験的に導入する場であり、テストの結果お蔵入りする可能性も大きい。しかし、製品導入を目指して機能を広くテストするBetaチャネルにも登場したことで、正式版への搭載はほぼ確実となった。

タブとナビゲーションがアップデートされたファイルエクスプローラー

 「エクスプローラー」のタブインターフェイスは長年要望の多かった機能であり、今秋リリース予定の次期機能アップデート「Windows 11 バージョン 22H2」への早期導入も期待したいところだ。しかし、この大型パッチはすでにRelease Previewに達しており、機能は固まっていると見られる。導入の可能性もなくはないが、望みは薄いだろう。

 なお、新しい「エクスプローラー」はタブインターフェイスを導入しただけでなく、従来の[クイック アクセス]画面を拡充した[ホーム]画面を新設。クイックアクセスフォルダーだけでなく、お気に入りのファイルも表示できるようになっている。また、サイドパネルのナビゲーションペインもアップデートされており、よく使うファイル・フォルダーへのアクセスが改善された。これらの使い勝手に関しても、積極的にフィードバックを送ってほしい。