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最新プレビュー版「Windows 11」Build 25140がリリース ~ISOイメージファイルも提供

カナダ先住民文字をカバーする「Euphemia」書体を拡充

「Windows 11 Insider Preview」Build 25140(rs_prerelease)がDevチャネルでリリース

 米Microsoftは6月15日(現地時間)、Windows 11の最新プレビュー版「Windows 11 Insider Preview」Build 25140(rs_prerelease)をリリースした。「Windows Insider Preview Program」のDevチャネルに参加しているユーザーは、「Windows Update」からアップグレードが可能。

 本ビルドは、不具合の修正が中心。新機能としてアナウンスされているのは、カナダ先住民文字をカバーする「Euphemia」書体が拡充された点のみだ。さまざまなサイズでの読みやすさとレンダリング品質を向上させるため、200以上の文字がアップデートされたほか、ナティリック語(Nattilik)の14文字をサポートする新たなグリフが追加されているとのこと。

カナダ先住民文字をカバーする「Euphemia」書体を拡充

 また、本ビルドにはISOイメージファイルも用意されている。「Windows Insider Preview Program」に参加している「Microsoft アカウント」でログインすると、無償でダウンロード可能だ。プレビュー版Windows環境を復旧したい場合や、OSのセットアッププロセス(OOBE)の改善を確認したい場合に役立つ。

ISOイメージファイルも提供

 なお、DevチャネルはMicrosoftの開発者が長期的視点のもとに実験的な新機能を試す場となっている。動作が不安定であったり、追加された機能は製品版に導入されず、そのままお蔵入りする可能性も高い点には注意したい。導入の際は、既知の問題に注意とのこと。

  • 「Surface Pro X」デバイスで休止状態から再開すると黒い画面が表示され、電源の再投入が必要になる。問題が解決されるまでは、アップグレードを一時的に見合わせた方がよい
  • [スタート]画面からシャットダウンしようとすると、一部の環境でOSが予期せず再起動する。この問題は現在問題を調査中
  • ゲームのチート防止システム「Easy Anti-Cheat」を使用している一部のゲームがクラッシュしたり、PCのバグチェックが発生する
  • マイカマテリアルとアクリルぼかしが[スタート]メニューや通知センターなどのOSサーフェスで正しくレンダリングされないという報告を調査中