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10月提供予定の新しい「フォト」アプリがお披露目 ~プレビュー版Windows 11でロールアウト

ビデオ編集機能は「Clipchamp」に移管し、写真ギャラリーに特化

Microsoft、Windows 11向け「Microsoft フォト」アプリのアップデートを発表

 米Microsoftは9月21日(現地時間)、Windows 11向け「Microsoft フォト」アプリのアップデートを発表した。「エクスプローラー」のタブ機能やタスクバーのオーバーフローメニューと同時に、10月のアップデートで提供されるとのこと。

 新しい「フォト」アプリはギャラリー機能が「豪華」になり、写真コレクションの閲覧や検索、管理といった操作が簡素化される。「OneDrive」で大切な思い出の写真をバックアップしたり、スマートフォンやカメラなどの外部ソースから写真をインポートするのも簡単で、PC、クラウド、スマートフォン、カメラの写真をひとまとめにすることができる。また、旅行や記念日の写真をまとめて振り返る「思い出」(Memories)機能も強化されるようだ。

「思い出」(Memories)を振り返る機能も強化

 そのほかにも、マルチウィンドウ・マルチスクリーンでの生産性が向上するとのこと。

 一方で、ビデオ編集機能は削除される。この役割は今後「Clipchamp」が担うことになるようだ。

 新しい「フォト」アプリ(v2022.31090.16004.0)は現在、「Windows Insider Program」のDevチャネルでロールアウト中。フィードバックを監視しながら、段階的に提供範囲が拡大される。

 ビデオ編集機能付きの現行「フォト」アプリは新しいアプリに置き換えられるが、すぐに廃止されるわけではなく、「Microsoft フォト レガシ」という名前で維持される。新しい「フォト」アプリの設定画面から「Microsoft Store」経由でインストール可能だ。

現行「フォト」アプリは「Microsoft フォト レガシ」という名前で維持される
新しい「フォト」アプリの設定画面から「Microsoft Store」経由でインストール可能