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Windows 11の「フォト」アプリに背景ぼかしが追加、まずはCanary/Devチャネルでテスト

撮影地による検索やモーションフォトのサポートなどの新要素も

Windows 11の「フォト」アプリに背景ぼかしが追加へ

 米Microsoftは9月14日(現地時間)、Windows 11に標準搭載されている「フォト」アプリのアップデートを発表した。「背景ぼかし」をはじめとする新機能がいくつか導入されている。

背景ぼかし(Background Blur)

 写真の被写体を自動で認識し、それ以外の背景部分にぼかし効果を加える「背景ぼかし」は、被写体を際立たせたいときに役立つ。このツールは編集モードで利用可能で、ぼかしの強度を調整したり、ブラシツールでぼかしたい領域を変更することもできる。

写真の被写体を自動で認識し、それ以外の背景部分にぼかし効果を加える

「OneDrive」にバックアップされた写真のコンテンツ検索

 「OneDrive」クラウドストレージに保存されている写真を、「クルマ」や「ビーチ」、「誕生日」、「休暇」といったキーワードで検索できるようになった。

「OneDrive」の写真を「空」(Sky)で検索

 この機能は個人の「Microsoft アカウント」でサインインしている場合に利用可能(企業向けの「OneDrive for Business」は未対応)。また、初回利用時はすぐ機能しないことがあるが、その場合は数時間待って再度試してみるとよい。

撮影地による検索

 さらに、撮影地ベースで写真を検索する機能もサポートされた。この機能はローカルファイルシステムに保存されている写真だけでなく、「OneDrive」や「iCloud」などのクラウドストレージに保存されている写真でも機能する。

モーションフォトのサポート

 最後に、SamsungとGoogleのモーションフォトがサポートされた。シャッターを押した前後の動きが写真ファイルに記録されている場合、「フォト」でそれを表示できるようになる。

 そのほかにも、以下の改善と不具合修正が行われているとのこと。

  • アップサンプリングのロジックをアップデートし、大きく拡大してもピクセルが表示されないように
  • スライドショーのタッチ対応。左右にスワイプすると、次の写真に簡単へ移動できる。
  • ギャラリービューの上部で、編集オプションとビデオ作成オプションに簡単にアクセスできるように
  • 「iCloud」の写真を表示するためにアプリの再起動が必要だった問題を修正
    。「iCloud for Windows」アプリで写真の同期を有効にすれば、「iCloud」に保存された写真が表示されるようになる

 これらの新機能と修正は、「フォト」アプリをv2023.11090.13001.0およびそれ以降にアップデートすると利用できる。編集部ではまだ配信が確認できていないが、一部環境から順次提供されるものと思われる。