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新しい「フォト」アプリが製品版Windows 11にも展開中

閲覧・編集機能がシンプルかつエレガントに。複数の写真を見比べることも可能

「Windows 11」に合わせてリデザインされた新しい「フォト」アプリ

 昨年9月に発表された新しい「フォト」アプリが、製品版のWindows 11にも展開されているようだ。編集部にて複数の環境で確認した。

 新しい「フォト」アプリはWindows 11のビジュアルデザインに合わせて再設計されており、アイコンやタイポグラフィ、カラーパレットが見直されている。「マイカ」(Mica:雲母)マテリアル効果も用いられており、オブジェクトの重なりが視覚的にわかりやすい。

 ライブラリにある写真をブラウズするメイン画面は、従来の「フォト」アプリとあまり変わらない。しかし、写真のビューワー画面には大きく手が入れられている。たとえば、コンテンツは端から端まで美しく表示され、ツールバーは上部中央にオーバーレイ表示されるようになった。ビューワーの下部には「フィルムストリップ」と呼ばれる新しいコントロールが配置され、他のコンテンツへの移動を容易にする。「フィルムストリップ」で複数の写真を選択すれば「マルチビュー」となり、同じウィンドウで複数のコンテンツを比較できる。各種編集機能へのアクセスもシンプルになっており、使い勝手の向上が実感できる。

従来の「フォト」アプリのメイン画面
新しい「フォト」アプリのメイン画面。アイコンなどを除けば大きな違いはない
従来の「フォト」アプリのビューワー画面
新しい「フォト」アプリのビューワー画面。従来からは一新されている
トリミング機能
フィルター機能
マークアップ機能
「フィルムストリップ」で複数の写真を選択すれば「マルチビュー」となり、同じウィンドウで複数のコンテンツを比較できる

 「フォト」アプリはOSにプリインストールされており、「ストア」アプリで自動更新される。手動でアップデートを試みる場合は、「ストア」アプリの[ライブラリ]画面にある[更新プログラムを取得する]ボタンをクリックするとよい。

 同社は「フォト」アプリのほかにも、「アラーム & クロック」「Snipping Tool」「ペイント」「ヒント」「スマホ同期」といったプリインストールアプリのリニューアルを進めている。昨年末には新しい「メモ帳」アプリが「Windows Insider Program」のDevチャネルでお披露目されたが、今年に入ってBetaチャネルへも展開。そう遠くないうちに製品版にも導入される見込みだ。