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生まれ変わった「メモ帳」がプレビュー版Windows 11で配信開始 ~ダークテーマにも対応【2022年1月6日追記】

新しくなった検索・置換ダイアログ、テーマとフォントの設定画面にも注目

Microsoft、デザインを一新した「メモ帳」を発表

 米Microsoftは12月7日(現地時間)、デザインを一新した「メモ帳」を発表した。まずは「Windows Insider Program」のDevチャネルに参加するすべてのWindows 11ユーザーを対象にロールアウトされる。

 新しい「メモ帳」アプリは、「Windows 11」の新しいビジュアルデザインに合わせてメニューバーやステータスバーをアップデート。フォーカスのあるウィンドウを際立たせるマイカ(雲母)マテリアル効果も採用されている。バージョンは「11.2110.64.0」で、現行の「10.2103.6.0」からのメジャーアップデートという位置付けになるようだ。

 ところどころ古いままの部分も見受けられるが、アップデートされた検索・置換ダイアログや、テーマとフォントをカスタマイズできる設定画面が新設されたことも相まって新鮮な印象を与える。

アップデートされた検索・置換ダイアログ
テーマとフォントをカスタマイズできる設定画面
ところどころ古い部分も

 機能面での最大の特徴は、ダークモードがサポートされたことだ。標準ではシステムの明暗テーマ設定を尊重するが、「メモ帳」独自にテーマを指定することもできる。選択テキストを「Bing」で検索する機能が見当たらない点は気になるが、他は既存の機能をそのまま利用できるようだ。

お馴染みのライトテーマ
ダークテーマ。テキストの色も反転される

 新しい「メモ帳」アプリは、「ストア」アプリを介した自動更新として提供される。しばらく待っていればいずれ利用できるようになるが、すぐに使いたい場合は手動でアップデートすることも可能だ。

新しい「メモ帳」アプリは、「ストア」アプリを介した自動更新として提供される

 なお、今回リリースされた「メモ帳」はまだプレビュー版の段階にあり、いくつか既知の問題があるようだ。これらは今後のアップデートで改善される予定だが、利用の際には注意したい。また、新たな問題を見つけた場合は「フィードバック Hub」アプリを介して開発チームに報告してほしい。とくに日本語入力に関わる問題は、日本ユーザーがフィードバックしない限り認知されないため、いつまで経っても修正されないことがある。

[2022年1月6日編集部追記] 2022年1月5日付で、Windows InsiderのBetaチャネルに参加するすべてのユーザーに対しての配信が開始されたことがアナウンスされた。