やじうまの杜

えぇっ、「メモ帳」で? “Windows Update”によるOS再起動をブロックする方法

とはいえ、できるだけ早くパッチは当てましょうね!

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「メモ帳」で“Windows Update”のOS再起動をブロック

 “気が付いたらWindows UpdateでPCが勝手に再起動していて、編集中のデータが吹っ飛んでしまった/(^o^)\”なんていう経験、Windowsユーザーなら一度はありますよね。スマートフォンならば基本的に電源は入れっぱなしで、ファイルの保存という概念もほぼなく、OSのアップデートはユーザーの就寝中なんかにチャチャっとやってしまえます。その点、使わないときは電源OFF、ファイル保存の概念のあるアプリがまだ多数を占めるPCはどうしても不利。近年アップデートエクスペリエンスを改善する取り組みが進むものの、問題を完全に解決することはできないでいます。

 しかし、そんななか「メモ帳」を利用した対策がちょっとした話題を呼んでいます。

 まず「メモ帳」になにかを書き込み、[ファイル]-[名前を付けて保存]メニューを選択。ファイルの保存ダイアログが現れたら、それをそのままにしておくだけで“Windows Update”によるOSの再起動を防止できるというのです。

 ちょうど手元に“Windows Insider Preview”のアップグレードを待つ端末があったので、編集部でも試してみたのですが、確かにこの状態だとエラーダイアログが出て、“Windows Update”によるOSの再起動はブロックされるようです。

エラーダイアログが出て、“Windows Update”によるOSの再起動はブロックされる

 「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[Windows Update]セクションにも、“作業を保存してから再実行してください”というメッセージが表示されます。

「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[Windows Update]セクションにも、“作業を保存してから再実行してください”というメッセージが

 次に[名前を付けて保存]ダイアログを仕舞い、未保存の「メモ帳」をほったらかしにして再び“Windows Update”からOSの再起動を試みると、今度はブロックされずにアップグレード処理が始まってしまいました(ギャーッ!

 なるほど、効果はあるようですね。

 ちなみに、未保存の「メモ帳」は“Windows Update”のあとのOS再起動のあと、ちゃんと復旧されました(未確認ですが、「Windows 10 バージョン 2004」以降ならば大丈夫かと)。編集中のデータを失わずに済む! 最近の「メモ帳」は賢いなぁ、と感心しました。

「メモ帳」の未保存コンテンツは無事