やじうまの杜
えぇっ、「メモ帳」で? “Windows Update”によるOS再起動をブロックする方法
とはいえ、できるだけ早くパッチは当てましょうね!
2021年1月19日 06:45
“やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
“気が付いたらWindows UpdateでPCが勝手に再起動していて、編集中のデータが吹っ飛んでしまった/(^o^)\”なんていう経験、Windowsユーザーなら一度はありますよね。スマートフォンならば基本的に電源は入れっぱなしで、ファイルの保存という概念もほぼなく、OSのアップデートはユーザーの就寝中なんかにチャチャっとやってしまえます。その点、使わないときは電源OFF、ファイル保存の概念のあるアプリがまだ多数を占めるPCはどうしても不利。近年アップデートエクスペリエンスを改善する取り組みが進むものの、問題を完全に解決することはできないでいます。
しかし、そんななか「メモ帳」を利用した対策がちょっとした話題を呼んでいます。
Windows Update月例・緊急パッチはすぐに適用することを推奨します。
— りいんちゃん (@reinforchu)January 15, 2021
しかしながら、どうしても作業中で強制的な再起動で内容喪失を免れたい場合は、メモ帳の名前を付けて保存ダイアログを表示させておくと、自動再起動に待ったをかける、良くないTipsがあります。
その後はちゃんと再起動しましょう!pic.twitter.com/gT4NqUrVDx
まず「メモ帳」になにかを書き込み、[ファイル]-[名前を付けて保存]メニューを選択。ファイルの保存ダイアログが現れたら、それをそのままにしておくだけで“Windows Update”によるOSの再起動を防止できるというのです。
ちょうど手元に“Windows Insider Preview”のアップグレードを待つ端末があったので、編集部でも試してみたのですが、確かにこの状態だとエラーダイアログが出て、“Windows Update”によるOSの再起動はブロックされるようです。
「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[Windows Update]セクションにも、“作業を保存してから再実行してください”というメッセージが表示されます。
次に[名前を付けて保存]ダイアログを仕舞い、未保存の「メモ帳」をほったらかしにして再び“Windows Update”からOSの再起動を試みると、今度はブロックされずにアップグレード処理が始まってしまいました(ギャーッ!
なるほど、効果はあるようですね。
ちなみに、未保存の「メモ帳」は“Windows Update”のあとのOS再起動のあと、ちゃんと復旧されました(未確認ですが、「Windows 10 バージョン 2004」以降ならば大丈夫かと)。編集中のデータを失わずに済む! 最近の「メモ帳」は賢いなぁ、と感心しました。