やじうまの杜

ググってサイコロを振る裏ワザが“Twitter”で話題に

多面体ダイスにもしっかり対応。TRPGにピッタリ?

 “やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

“2d6”でググるとサイコロを2個振れる

 GoogleのWeb検索には意外な機能があってときどきビックリさせられるのですが、今回紹介するのもそんな機能の一つ。

 “2d6”というのはテーブルトークRPG(ゲームマスターと呼ばれる進行役とやり取りしながら紙とサイコロで楽しむ形式のロールプレイングゲーム。TRPG)なんかでよく使われる表記で、“6面ダイス(d6)を2個(回)振る”という意味です。

 たとえば“10d6”だと10個、“24d6"だと24個転がします。“トンネルズ&トロールズ”(T&T)の戦闘なんかだとサイコロをいっぱい、じゃらじゃら~っと転がせて楽しいと思いますが、“そんなにいっぱいサイコロ持ってないよ!”ってときはGoogle先生のお力を借りてもいいかもしれません。

怒涛の“99d6”だーーっ!

 同じサイコロを同じ個数振るのであれば毎回ググる必要はなく、[Roll]というボタンを押せば振りなおせます。サイコロを振る様子がちゃんとアニメーションで表示されるのも楽しいですね。

[Roll]というボタンを押せば、同じ個数で何回でもサイコロを振りなおせる

 ちなみに、“6面ダイス(d6)”っていうのは1から6までの目が出る普通のサイコロです。わざわざ“6面”っていうからには他にもあるわけで、4面体や8面体といった多面体ダイスが知られています。とくに“10面ダイス”なんかは出番が多いのではないでしょうか。2つ転がせば2桁の数字を表せるので、%で表された成功率の判定なんかが簡単なんですよ。

いろんな種類の多面ダイス(Wikipediaより引用)

 もちろんGoogle先生もこういう多面体ダイスに対応していて(4、6、8、10、12、20の6種類)、[Roll]ボタンの上に並んでいるアイコンをクリックすると追加できます。追加したダイスを削除したい場合は、それをクリックすればOK。にょんとアニメーションして、どこかへ消えてくれます。

様々な多面体ダイスを振り足せる

 こういう多面体ダイスはおもちゃ屋に行けば買えますが、割と珍しいので十分に在庫がなかったり、必要な数をそろえるにはお小遣いが足りなかったりするかもしれません。そんなときはGoogle先生にお願いしちゃいましょう!

 では、最後にTRPGに便利な機能をもう一つ。たとえば“2d6+3”のダメージを与える棍棒があったとき、“2d6”をググってサイコロを振り、自分で“3”を足してもいいのですが、[±]ボタンを押して数を指定するとそれを自動でやってくれます。ほんのちょっとだけ、ダメージの計算が楽になるというわけ。この“2d6+3”はリンクで共有することもできるので、計算に困ったゲームマスターがいたならこっそり教えてあげるのもよいでしょう。ちょっと手加減してくれるようになるかもしれませんよ。

“2d6+3”の棍棒が与えるダメージを計算

 しかしこの機能、なぜ“サイコロ”や“ダイス”でググったときには出てこないのでしょう? ちょっと不思議に思いました。