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セキュリティ重視の無料メッセンジャー「Telegram Desktop」がv2.0に、チャットフォルダーを導入

アニメーション絵文字もいくつか追加、サイコロを転がすことも可能

「Telegram Desktop」v2.0.1

 スピードとセキュリティにフォーカスした無償メッセージングアプリ「Telegram Desktop」の最新版v2.0が、3月30日に公開された。Windows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイト“telegram.org”からダウンロードできる。Windows 10ならば“Microsoft Store”からアプリを入手することも可能。なお、現在の最新版は3月31日に公開されたv2.0.1。

 「Telegram」は、ロシア・サンクトペテルブルク生まれの無償チャットサービス。現在は当局の規制から逃れるため、開発拠点をドバイに移しているという。セキュリティとプライバシーへとことんこだわっており、1対1で秘密の会話が行える“Secret Chat”機能などを備えるのが目玉。クラウドベースのためクロスデバイスでアカウント・メッセージを同期できる点や、公開APIを使ってBOTと連携できる点なども特徴といえる。デスクトップ(Windows/Mac/Linux)とモバイル(iOS/Android)の両方で利用可能だ。

 「Telegram Desktop」v2.0は、新機能“チャット フォルダー(Chat Folders)”が導入された。増えすぎたチャットをまとめて、整理するのに便利で、まだ読んでないメッセージをまとめた“未読”フォルダーや、不要だが捨てられないメッセージをまとめた“アーカイブ”フォルダーを作成したり、仕事やプライベートでチャットを分類できる。フォルダーの先頭に表示しておきたいチャットを固定表示するピン留め機能も備えており、カスタマイズ性は高い。

 この“チャット フォルダー”はモバイルでも利用可能で、デスクトップ版とシームレスに同期される。

 そのほかにも、新しいアニメーション絵文字がいくつか追加された。面白いのは“サイコロ”の絵文字で、実際にサイコロを振って目を出すことが可能。単に運を試すだけでなく、議論が紛糾して結論が出ないときに賽を投げて決めたり、オンラインでテーブルゲームを楽しむのにも利用できそうだ。

新しいアニメーション絵文字がいくつか追加。サイコロを振って目を出すことも

ソフトウェア情報

「Telegram Desktop」
【著作権者】
Telegram Messenger LLP
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.1(20/03/31)