チャット画面でスロットを楽しめる「Telegram Desktop 2.4.5」 ～秘匿性重視のメッセンジャー

「Telegram Desktop」v2.4.5

　スピードとセキュリティにフォーカスした無償メッセージングアプリ「Telegram Desktop」の最新版v2.4.5が、10月30日に公開された。本バージョンでは、すべてのチャットで複数のメッセージのピン留めをサポート。大事なメッセージにマークを付けて、チャット画面上部に常に表示しておけるようになった。別の画面でピン留めされたメッセージだけをリストアップすることもできる。

　さらに、複数の音楽トラックをプレイリストとして送信する機能も追加された。お気に入りのプレイリストを友人と共有し、「Telegram」内蔵のプレイヤーで楽しむことができる。

複数の音楽トラックをプレイリストとして送信（スクリーンショットはモバイル版のものだが、デスクトップ版でも利用可能）

　また、ちょっと変わった新機能も導入されている。“🎰”（スロット）という絵文字を送信するとチャットウィンドウの内部でスロットマシーンが楽しめる（ジャックポット機能）。そのほかにも「Telegram」では“🎲”（サイコロ）の絵文字を送信することで実際にサイコロを振って目を出すこともできる。

“🎰”という絵文字を送信するとチャットウィンドウの内部でスロットマシーンが楽しめる

　「Telegram」は、ロシア・サンクトペテルブルク生まれの無償チャットサービス。現在は当局の規制から逃れるため、開発拠点をドバイに移しているという。セキュリティとプライバシーへとことんこだわっており、1対1で秘密の会話が行える“Secret Chat”機能などを備えるのが目玉。クラウドベースのためクロスデバイスでアカウント・メッセージを同期できる点や、公開APIを使ってBOTと連携できる点なども特徴といえる。デスクトップ（Windows/Mac/Linux）とモバイル（iOS/Android）の両方に対応しており、デスクトップ版アプリは公式サイト“telegram.org”からダウンロード可能。Windows 10ならば“Microsoft Store”からアプリを入手することもできる。現在利用可能な最新版は、11月6日付けでリリースされたv2.4.7。