やじうまの杜

iOS版「Twitter」アプリのテキスト編集コントロールがオープンソース化、“GitHub”で公開

ツイートやフリートの作成画面のようなリッチなエディターを自分のアプリに組み込める

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iOS版「Twitter」アプリで使われているテキスト編集コントロール「Twitter Text Editor」がオープンソース化され、“GitHub”で公開

 iOS版「Twitter」アプリで使われているテキスト編集コントロール「Twitter Text Editor」がオープンソース化され、“GitHub”で公開されました。自分のアプリに組み込んで使えます!

 Appleだってもちろんテキスト編集のためのAPIを用意しているのですが、サクッと使える高レベルのAPIでは機能が足りず、低レベルAPIは複雑すぎてとっつきにくい。そうした2つのAPIのギャップを埋め、URLが入力されたらリンクにするといったスタイリング、“@”や“#”の入力でユーザー名やハッシュタグの候補を出すといった処理を簡単に実装できるようにしたのが「Twitter Text Editor」です。「UITextView」をカプセル化し、UIKit APIで親しんだデリゲートベースのAPIを提供しています。

 早速デモアプリをビルドして実演してくれた方がいらっしゃいましたが、カスタム絵文字でしょうか、ハッシュタグのアイコンがアニメーション表示されてかわいいです。

 こうしたコントロールをキチンと自前で開発するのは、結構骨の折れるもの。その点、多くのiOS版「Twitter」アプリユーザーによって長年テストされてきたコントロールが利用できるのはありがたいですね。

 「Twitter Text Editor」は「iOS 11.0」以降で利用可能。ライセンスは“Apache License 2.0”で、アプリ開発で利用するためには「macOS Catalina 10.15」以降と「Xcode 11.0」以降が必要です。