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Microsoft、「Android apps on Windows 11」や新しい「メモ帳」「Media Player」などを来月にも投入へ
タスクバーも改善
2022年1月27日 15:02
Windows 11でAndroidアプリを実行する機能(プレビュー)
同社は現在、AmazonやIntelの協力を得て、「Android apps on Windows 11」と呼ばれる機能を開発中だ。「Amazon アプリストア」で提供されているAndroidアプリを「Microsoft Store」からダウンロード・インストールできる。
実行したAndroidアプリはそれぞれ独立したウィンドウを持ち、あたかもWindowsアプリのように操作できる。[Alt]+[Tab]キーでのアプリ切り替えや、[スタート]画面・タスクバーへのピン留め、ウィンドウを並べ替えるスナップレイアウト、WindowsアプリとAndroidアプリ間のクリップボード共有なども利用可能だ。
「Android apps on Windows 11」は現在、米国のユーザーを対象にテストされている。これまでは「Windows Insider Program」のDev/Betaチャネルでしか利用できなかったが、26日付けでRelease Previewチャネルへも開放された。日本での早期提供にも期待したい。
タスクバーの強化
タスクバー関連では、3つの機能が提供されるとのこと。
タスクトレイからのマイクミュート
1つ目は、タスクトレイのマイクアイコンをクリックしてマイクの有効・無効(ミュート)を切り替える機能だ。まずは「Microsoft Teams」でサポートされるが、対応が進めば他のコミュニケーションツールでも利用可能になるとのこと。
ライブサムネイルでウィンドウ共有
2つ目は、ライブサムネイルに設けられたウィンドウ共有ボタンだ。オンライン会議中にこのボタンを押すと、当該ウィンドウの画面を手軽に共有できる。ミーティングツールで共有するウィンドウを選ぶよりも手軽かつ直感的で、誤って別のウィンドウを共有するミスも減らせる。
この機能もまずは「Teams」のみの対応となるが、他のコミュニケーションツールがサポートすることも可能。今後の展開に期待したい。
プリインストールアプリのアップデート
Windows 11ではインボックス(同梱)アプリのデザイン刷新が順次進められているが、現在テスト中の「メモ帳」と「Media Player」が製品版Windows 11へ展開される見込み。
メモ帳の大幅改善
「メモ帳」はWindows 11の「Fluent Design System」に準拠したシンプルでクリアなデザインとなり、検索・置換ダイアログが刷新されるほか、テーマとフォントをカスタマイズできる設定画面が新設される。待望の無限アンドゥもサポートされる。